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公開日:2017.01.05

人文科学研究院の川平准教授が第38回角川源義賞を受賞

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 人文科学研究院の川平准教授の著書である『徒然草の十七世紀―近世文芸思潮の形成―』(岩波書店,2015年)が,文学・歴史学分野の研究業績に対して与えられる,第38回角川源義賞〔文学研究部門〕(角川文化振興財団)を受賞し,平成28年12月6日(火)に東京飯田橋のホテルにて授賞式が行われました。
 受賞作は,鎌倉時代末期(14世紀)に書かれた『徒然草』が,その後どのように「古典」となり,現代まで継承されているのかという問題について考察したものです。
 川平准教授によると,特に重要なのは江戸前期(17世紀)で,「『徒然草』はこの時期に「古典」としての評価が定まった。よって、なぜ17世紀なのかを考えることは,西鶴や芭蕉や近松らが活躍した「元禄文学」の背景を考えることともつながる」といいます。
 今回の受賞は,平成28年3月の第24回やまなし文学賞〔研究・評論部門〕(山梨文学館)に続く受賞となりました。川平准教授は,「大変名誉なことで感激している。私の師匠は,文化勲章を受章された中野三敏・九州大学名誉教授(江戸文学)で,中野先生も私と同じ47歳の時に本賞を受賞されている。偶然ではあるが,その後の先生のお仕事の大きさを考えると,襟を正さざるをえない」と喜びを語りました。

授賞式の様子(提供:角川文化振興財団)

授賞式にて集合写真(提供:角川文化振興財団)※1列目右から3番目

受賞した『徒然草の十七世紀―近世文芸思潮の形成―』(岩波書店,2015年)

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