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ノーベル物理学賞受賞者梶田隆章教授の講演会を伊都キャンパスで開催

2018.04.24
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 伊都キャンパス完成記念事業の第一弾として平成30年4月15日(日)に椎木講堂(伊都キャンパス)で、平成27(2015)年にノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章 教授(東京大学 宇宙線研究所長)による講演会を開催しました。当日は、県内外から高校生、大学生、一般市民の方など多数の来場があり、梶田教授から、「神岡の地下から探る宇宙と素粒子 -ニュートリノと重力波-」という演題による講演が行われました。 
 まず講演会では、本学の川越先端素粒子物理研究センター長から、東京大学の小柴研究室で、学友であった梶田教授の紹介とともに、本センターが取組んでいるLHC加速器とATLAS実験、国際リ二アコライダー計画(ILC)についての説明がありました。引き続き、梶田教授から、岐阜県飛騨市の神岡鉱山の地下1,000メートルに設置されたスーパーカミオカンデ建設やニュートリノの観測、さらに、重力波の観測を目指す重力波望遠鏡のKAGRAプロジェクトなどについて解説がありました。講演後の質疑応答では、未来の科学者を目指す高校生、大学生からの質問に、梶田教授は具体的に分かりやすく説明されました。
 なお、梶田教授の講演会に先立ち、本学久保総長の主催による、理事、理学研究院長が出席した懇談会が開催され、大学における基礎研究の重要性や梶田教授の今後の研究への取組等について、意見交換が行われました。

講演をされる梶田教授

講演会の様子

総長懇談会において

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