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令和6年度入学式を挙行

2024.04.15
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石橋総長告辞

令和6年4月3日、九州大学伊都キャンパスの椎木講堂で令和6年度入学式を挙行し、12学部の2,609名が新たに九大生となりました。

九大フィルハーモニーオーケストラによる祝賀演奏の後に始まった入学式では、石橋達朗総長が新入生に向けて、「KYUSHU UNIVERSITY VISION 2030」の「総合知」について触れ、複数の分野から多様な視点を持つことの重要性を述べました。また「本学にあるたくさんの「知」を礎に、議論を交わし、社会・世界の有様に目を向け、自分の役割を見定めていってほしい」とエールを送りました。

続いて、新入生総代の佐藤 凜斗さん(文学部)が、「私達は本学教育の趣旨を体して、自立の精神を重んじ、学術を極めるとともに、自ら人格の陶冶に努め、社会の期待に沿うことを誓います」と誓詞を朗読しました。

新入生総代誓詞朗読

また、来賓として、1978年に本学医学部を卒業し、精神科医として活動の傍らで執筆活動を続けてきた帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)氏が、「ギャンブル依存症」の怖さと、答えの出ない事態に耐える力「ネガティブ・ケイパビリティ」の大切さについて述べ、「解答できる問題は、ほんの一部しか存在せず、みなさんがこれから突入していく世界は、答えのない、問題の糸口さえも見つけにくい、混沌した世界ですが、ネガティブ・ケイパビリティを身に付けて、ギャンブルの毒牙にかからず、充実した学生生活を送ってください」と新入生を激励する祝辞を贈りました。

祝辞を述べる帚木蓬生氏

なお、同日午前に行われた大学院の入学式では、修士課程1,810名、博士(後期)課程589名、専門職学位課程133名、合計2,532名が入学しました。総代として白川 知樹さん(システム生命科学府)が誓詞を朗読しました。