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次世代有機ELデバイスの研究拠点が完成

2011.10.13
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 伊都キャンパスに「九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)」の研究開発拠点となる施設,「最先端有機光エレクトロニクス研究棟」が竣工し,平成23年10月5日(水)に開所式典が執り行われました。

 

 OPERAは平成21年度に全国で30課題が採択された世界最先端の研究開発を支援する内閣府の「最先端研究開発支援プログラム(FIRST)」に,安達千波矢教授の研究課題「スーパー有機ELデバイスとその革新的材料への挑戦」が採択されたことにより,平成22年4月に設置され,これまで(財)九州先端科学技術研究所をはじめ,他大学や企業など約20機関と共同で,次世代の有機ELデバイスの実現に向けた研究開発に取り組んできました。

 

 学内外の関係者約200人が出席した式典では,安達センター長から「センター発足後,着実に研究成果が出ている中,新たに完成した研究棟で研究者間の議論を行い,研究を進め,有機ELの産業化に向けた世界的な研究拠点を形成していきたい」との挨拶があり,有川節夫総長からは,「大学としても全力を挙げて本センターの運営を支援したい,関係の皆様のご支援を賜りたい」との挨拶がありました。


 その後,奥村直樹 総合科学技術会議議員,戸渡速志 文部科学省大臣官房審議官,師田晃彦経済産業省商務情報政策局デバイス産業戦略室長,牛尾長生 福岡県副知事,髙島宗一郎福岡市長からの祝辞の後,大竹桂一パナソニック株式会社理事/映像デバイス開発センター所長による「有機エレクトロニクスが拓く未来」と題した記念講演も行われ,式典終了後には,テープカット,研究棟の内覧会が執り行われました。

 

 このたびの研究棟の竣工により,我が国の有機光エレクトロニクス分野の研究分野を先導してきた九州大学での同分野の教育研究の更なる充実・加速が期待されます。

 

【写真】

(上)研究棟1階吹き抜けエントランスに設置された大型有機ELディスプレイ
(中)内覧会で説明する安達センター長(左より二人目)
(下)テープカットの様子(左より,滝本 徹九州経済産業局長,師田晃彦経済産業省商務情報政策局デバイス産業戦略室長,奥村直樹総合科学技術会議議員,有川節夫総長,戸渡速志文部科学省大臣官房審議官,安達千波矢センター長)

 

(広報室)