Topics トピックス
伊都キャンパスに「九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)」の研究開発拠点となる施設,「最先端有機光エレクトロニクス研究棟」が竣工し,平成23年10月5日(水)に開所式典が執り行われました。
OPERAは平成21年度に全国で30課題が採択された世界最先端の研究開発を支援する内閣府の「最先端研究開発支援プログラム(FIRST)」に,安達千波矢教授の研究課題「スーパー有機ELデバイスとその革新的材料への挑戦」が採択されたことにより,平成22年4月に設置され,これまで(財)九州先端科学技術研究所をはじめ,他大学や企業など約20機関と共同で,次世代の有機ELデバイスの実現に向けた研究開発に取り組んできました。
学内外の関係者約200人が出席した式典では,安達センター長から「センター発足後,着実に研究成果が出ている中,新たに完成した研究棟で研究者間の議論を行い,研究を進め,有機ELの産業化に向けた世界的な研究拠点を形成していきたい」との挨拶があり,有川節夫総長からは,「大学としても全力を挙げて本センターの運営を支援したい,関係の皆様のご支援を賜りたい」との挨拶がありました。
このたびの研究棟の竣工により,我が国の有機光エレクトロニクス分野の研究分野を先導してきた九州大学での同分野の教育研究の更なる充実・加速が期待されます。
【写真】 (上)研究棟1階吹き抜けエントランスに設置された大型有機ELディスプレイ
(広報室) |