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高等研究院公開シンポジウムを開催

2011.04.04
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 平成23年2月24日(木),福岡市のアクロス福岡国際会議場において,本学で実施してきた「次世代研究スーパースター養成プログラム(SSP)」の5年間の成果を広く社会に発信するための高等研究院公開シンポジウムが開催され,学内外から100名以上が参加しました。
 本プログラムは,文部科学省科学技術振興調整費「若手研究者の自立的研究環境整備促進」事業に平成18年度に採択され,今年度が科学技術振興調整費によるプログラムの最終年度となります。
 シンポジウム開会にあたり,本プログラムの統括責任者である有川節夫総長より「SSPの5年間の成果がテニュア・トラック制の普及・定着に繋がっていくことを期待する」との挨拶がありました。また,文部科学省板倉周一郎科学技術・学術政策局基盤政策課長からの挨拶の後,本プログラムの採択及び運営に中心的役割を果たした村上敬宜I2CNER所長代理(本学前理事・副学長)より,基調講演として本プログラムの概要及び波及効果等について説明がありました。
 引き続き,SSP研究プロジェクトごとに成果発表が行われ,SSP特別准教授のこれまでの研究成果や,各部局における組織改革の進展状況等についての報告が行われ,参加者との活発な質疑応答も行われました。
 最後に,これまで本プログラムの外部有識者委員として5年間に渡りプロジェクトに関わっていただいた立場から,外部有識者委員を代表して,駒井謙治郎京都大学名誉教授よりご講評をいただいた後,本プログラムの実施責任者である藤木幸夫理事・副学長の閉会の決意表明をもって,シンポジウムは無事終了しました。
 また当日は,ポスターセッションも行われ,22名のSSP特別准教授が最新の研究成果を発表し,専門分野の異なる研究者間での情報交換など活発な交流がありました。

 SSPの取組は,「九大モデル」として,平成20年10月に行われた文部科学省による中間評価にて総合「A(最高位)」との高い評価を受けており,振興調整費事業終了後もこれまでの成果を踏まえ,テニュア・トラック制の定着・普及に向けての取り組みを続けていく予定です。

 

※次世代研究スーパースター養成プログラム(SSP)
 テニュア・トラック制度を前提とした優秀な若手研究者の育成策の確立,並びに「新研究分野の開拓」,「既存の研究組織の改革」の推進を目的としており,次世代研究スーパースターの養成と大学全体の研究活動の活性化を目指す九大モデルの取組です。
詳細については,
http://www.srp.kyushu-u.ac.jp/ssp_home/index.htmlをご参照ください。

 

【写真】

(上)ポスターセッションを行うSSP特別准教授の様子
(下)シンポジウム会場の様子