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女性科学者日本奨励賞受賞!

2009.09.10
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 本学大学院工学府博士課程2年の大串裕子さんが,若手の女性研究者を支援する第4回ロレアル・ユネスコ女性科学者日本奨励賞を受賞しました。
 「ロレアル‐ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」とは,ロレアルとユネスコが1998年に創設した世界規模で女性科学者の地位向上を目指す共同プロジェクトの日本版として,2005年に設立されたものです。日本ロレアルと日本ユネスコ国内委員会との協力のもと,若手女性研究者が国内の教育・研究機関で研究活動を継続できるよう奨励することを目的とし,これまでに12名の女性科学者が受賞されています。
 生命科学,物質科学分野の博士課程(後期課程)または,博士課程に進学予定の女性研究者を対象とし,両分野から各2名,計4名の受賞者が選定されます。
 2009年度の奨励賞授賞式は9月7日(月)に日本工業倶楽部会館(東京都千代田区丸の内)にて行われました。なお,大串裕子さんの受賞理由等は以下の通りです。
 
○研究課題:乳ガン患者のクオリティーオブライフ向上を目指した乳房再建のための脂肪組織体の構築
○受賞理由:工学分野,生命科学分野など複数の分野にまたがって研究に取り組んでいる点,目標達成に向けて努力している点などから女性科学者としての将来性が評価されました。(選考委員 白川英樹先生の総評より)
○大串さんのコメント:このような賞をいただくことができ,大変嬉しく思っています。ロレアルおよびユネスコの関係者の皆様,審査員の先生方,本賞にご推薦いただいた川上教授や研究の指導をしてくださっている境助教をはじめとする研究室の皆様,そして博士課程への進学を応援してくれた家族に深く感謝しています。今後も,今回の受賞を励みに,研究の発展のために努力していきたいと思います。また,このような女性科学者の活動支援が増え,多くの女性科学者が研究を続けられる環境が整えばと思います。