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「青春群像さようなら六本松」刊行記念会を開催

2009.03.30
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 平成21年3月23日(月),六本松キャンパスの新1号館N110教室において,六本松地区運営協議会(九州大学さようなら六本松誌編集委員会)主催の「青春群像さようなら六本松」刊行記念会が行われました。

 今回の刊行記念会は,平成21年4月に六本松キャンパスが伊都キャンパスに移転するにあたって,大正10年の旧制福岡高等学校の開設以来,88年の歴史を持つキャンパスの歴史を振り返り,さまざまな青春群像が記録された記念誌「青春群像さようなら六本松 1921福高-九大2009」の刊行を記念して行われたものです。

 刊行記念会は,まず編集委員長を務めた服部英雄教授(大学院比較社会文化研究院)が,引っ越し作業で見つかった旧制福岡高等学校の上棟式で使用された木製の幣芯を手に刊行の経緯を説明し,淵田吉男高等教育開発推進センター長による開会の挨拶で始まりました。
 続いてOBでもある有川総長が,
編集関係者に対する謝辞とともに六本松キャンパスでの当時の思い出などを交えながら挨拶しました。

 座談会1「戦争中の福岡高校生」では,OBの石村善治氏,平井義哲氏と南方特別留学生として留学していたフラ・ミン・ミャット氏の3氏が,当時の模様を交えながらそれぞれの思いを語りました。
 続いて行われたスライド及び映像上映会では,記念誌にも収録されている写真などを用いながら六本松の歴史を振り返りました。
 座談会2「福岡高校から新制九州大学へ」では,OBの高岩淡氏と中村禎里氏,OGの石橋恵美子氏の3氏が,寮生活や学生運動など当時の模様を交えながらそれぞれの思いを語りました。

 その後,男声合唱団コールアカデミーによる福高寮歌「あゝ玄海」,逍遙歌「纏うに淡き」などの合唱があり,刊行記念会に参加したOB・OGなど約170名も一緒に歌いました。
 刊行記念会終了後に,学生集会所「亭々舎」を訪れたOBからは,「六本松がなくなっても,思い出は残る」といった声が聞かれました。

◆記念誌「青春群像さようなら六本松 1921福高-九大2009」
 編集:九州大学さようなら六本松誌編集委員会
 定価:2,800円(税込) A4変形版・500頁
 発行・販売:図書出版 花書院
     (福岡市中央区白金2-9-2 [電]092-526-0287 [F]092-524-4411)

【写真】
(上)
上棟式で使用された木製の幣芯を手に挨拶する服部教授
(下)
男声合唱団コールアカデミーによる合唱の模様