Topics トピックス

日本人の脳梗塞発症に関わる遺伝子を発見~福岡県久山町住民の疫学調査で[01/08]

2007.01.09
トピックス
 このたび、九州大学(飯田三雄教授清原 裕教授)は東京大学医科学研究所(中村祐輔教授)との共同研究で、脳梗塞の発症に関わる遺伝子多型を発見しました。その成果は日本時間1 月8日にネイチャー・ジェネティックスの電子版で公開されています。

 脳梗塞患者さん1,126 人と同数の一般健常人について、全ゲノム上の5.2 万ヶ所のSNP(一塩基多型)を比較した結果、プロテインキナーゼCエータ(PKCη)という遺伝子上のSNP が脳梗塞と関連していることをつきとめました。また、福岡県久山町で行われている一般住民の疫学調査(久山町研究)において、このSNP は脳梗塞発症と有意に関係していることが明らかとなりました。さらに、久山町住民の剖検例を用いた検討でも、PKCηは動脈硬化の程度と密接に関連していました。


◇詳細はこちら[PDF]をご覧ください。

RKBニュース(動画)