About 九州大学について
九州大学は、平成3年(1991年)に、六本松、箱崎の両キャンパスと原町農場を伊都キャンパスへ統合移転することを決定し、平成17年(2005年)から移転事業を開始しました。
このたび、伊都キャンパスへの移転が完了し、東西3㎞、南北2.5㎞、272haの単一キャンパスとしては国内最大規模のキャンパスが完成したことを記念するため、9月29日(土)、伊都キャンパスの椎木講堂にて「九州大学伊都キャンパス完成記念式典」を挙行しました。
記念式典には、国会議員の方々、文部科学省等の関係省庁の方々、在外公館関係者、地方自治体の関係者、大学関係者、地元経済界、同窓生の方々、キャンパス整備に関わっていただいた関係者など、約1,000名の方々に参列いただきました。
九大フィルハーモニーオーケストラによる祝賀演奏で始まった式典では、久保総長が、これまでキャンパス移転にご支援ご協力いただいた多くの方々への謝辞を述べるとともに、今後、伊都キャンパスを拠点として新たな時代を歩み始めるに際して、これまでの感謝と将来への決意を込めた「伊都キャンパス宣言」を公表しました。
次いで、林芳正文部科学大臣(宮川典子文部科学大臣政務官代読)、麻生太郎副総理兼財務・金融担当大臣、松尾清一国立大学協会副会長、髙島宗一郎福岡市長、麻生泰九州経済連合会会長、小川洋福岡県知事、貫正義福岡同窓会会長から祝辞が述べられました。
その後、安浦寛人理事・副学長から、スライドや動画を用いた伊都キャンパス紹介が行われ、自然に十分配慮したキャンパス設計や最先端の施設整備の状況について説明を行いました。
式典後には、福岡市ご出身で2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典東京工業大学栄誉教授から「50年の研究を振り返り、大学の基礎研究を考える」と題した記念講演が行われました。ノーベル賞の受賞理由となった「オートファジー」の研究に関する説明とともに、本学の研究者・学生に対する熱い期待が述べられました。
記念講演の後には、新しくオープンしたイースト1号館に会場を移して「記念祝賀会」を開催し、古賀篤衆議院議員、西尾章治郎大阪大学総長、月形祐二糸島市長から祝辞が述べられた後、招待者による鏡開きが行われ、伊都キャンパス完成を盛大に祝いました。
また、この9月に移転を完了した部局においても、「中央図書館開館記念式典」、「イーストゾーン完成記念式典」、「大学院農学研究院開校式典・記念祝賀会」を開催しました。
さらに、当日は、椎木講堂において学生・教員・同窓生等が登壇するトークショー、研究成果見本市、うまかもん市、キャンパス見学ツアー等の「アカデミックフェスティバル」も同時に開催し、地域の方を含む多数の方々に伊都キャンパスを広く開放することで、本学の「今」を楽しんでいただきました。