About 九州大学について
II章で改革の主な内容、III章でこれをベースとする研究科、系及び研究院の編成について、その考え方と具体的な案を提起した。個々の改革の内容は相互にからみあっているので、それらが全体としてどうなるかを、まとめた形でこの章で示すことにする。すでに説明したように、改革は21世紀初頭を目標として着手するものであり、改革案実現の過程においては、入学試験、卒業・就職、各種国家試験等の大学教育をめぐる環境の変化、それらへの影響、激変緩和のための経過措置に配慮することが不可欠である。とくに、4年生で学士課程を修了する学生が主流となっている分野に学士・修士一貫課程を導入するに当たっては、実質的な4年制の併用や4年制定員の漸減措置等の経過措置が必要である。
教育体制
■1. 教育体制の特徴
■2. 教育組織
学士・修士課程、専修修士課程及び医学・歯学の学士課程の教育を行うための基本組織として系を設ける。また、博士一貫課程又は修士・博士課程の教育を行うための 基本組織として研究科を設ける。
■3. 教育方法
いずれの教育課程についても、カリキュラムはその教育目的の達成と学生の自主的・自立的な学習を促進することを基本に編成する。
研究体制
■1. 研究体制の特徴
■2. 研究組織
教育と研究の運営体制
■1. 教育と研究の運営体制の特徴
■2. 系の運営体制
この運営委員会のもとに各コース教育の円滑な運営のための組織として、系列コース会議及び専修コース会議を設ける。
■3. 研究科の運営体制
この運営委員会のもとに各専攻コース教育の円滑な運営のための組織として、専攻コース会議を設ける。
■4. 研究院の運営体制
■5. 教育研究活動の点検・評価の体制
教育研究活動を不断に活性化していくためには、教育研究を遂行するうえでの必要性に応じて適切かつ柔軟に対応できるような教育研究組織をつくるとともに、このような諸組織を責任をもって機能させ運営していくための点検・評価システムとそのための組織を確立することが必要である。
■6. 全学の運営体制