About 九州大学について

はじめに

大学改革等への取り組み

改革の大綱案

はじめに

九州大学は、平成7年3月30日の評議会において「九州大学の改革の大綱案」を決定した。この大綱案に盛り込まれていないいくつかの重要な課題については、平成6年9月27日に改組された大学改革専門委員会が鋭意審議を重ねてきたところであり、その結論が平成7年4月10日に大学改革専門委員会から将来計画小委員会に報告された。将来計画小委員会は、この報告を受けて、約1か月にわたって全学的な検討を進め、必要な修正を加えて、「続・九州大学の改革の大綱案(案)」を作成した。

以上のような経過を踏まえて、ここに「続・九州大学の改革の大綱案」を定める。

この「続・大綱案」は、4つの章より構成されている。・章では、研究院や研究科とともに九州大学のCOE構築の重要な一翼を構成する3つの附置研究所について、その改革の方向を提示した。・章では、全学共通教育の核となる外国語教育、情報処理教育、健康・スポーツ科学教育のあり方を提示するとともに、これとかかわって言語文化部や健康科学センターの改組の方向を提案した。さらに、コ・メディカル教育について、社会的要請、他大学の動向を勘案して、その将来の方向にふれるとともに、医療技術短期大学部の改組の方向を提案した。・章では、社会と大学との連携の方向について多面的に検討し、・章では国際的連携の強化についての改革の方向に言及した。いずれも、21世紀初頭の社会の要請からみれば大幅な改革が要請される分野であり、COE構築とともに開かれた大学をめざす九州大学としては、「改革」のなかで枢要な位置を占めていることはあらためて言うまでもない。

むすびでは、ここでの改革案を先の大綱案と統合したときの全体の組織編成のあり方についてふれるとともに、2つの大綱案ではカバーしきれないものの、なお九州大学の改革に欠かすことのできない、いくつかの分野についてふれた。