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About 九州大学について

本日、九州大学に入学された皆さん、ご入学おめでとうございます。また、これまで皆さんを支え励まし、一緒に努力してくださったご家族の皆様や関係者の方々にも九州大学の教職員一同、心よりお祝い申し上げます。
2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、私たちの日常、生活、社会は大きく変わりました。九州大学でも春季入学式は中止され、海外からの留学生の中には入国制限等により入学の延期や辞退を余儀なくされた学生も多くいました。すべてのことが例年通り、通常通りに行えなくなり、キャンパス内に立ち入ることができないまま、ほとんどの講義がオンラインで始まりました。それから約6か月経ち、私たちは新型コロナウイルス感染症の拡大をいかに防止するかを考えた「ニューノーマル」という新しい生活様式を模索し、感染防止対策を徹底し、この秋季入学式の開催に至っています。本日は学部生35人、大学院291人、新規外国人短期留学プログラム生(JTW、JLCC)18人の総計344人の新入生を迎えることが出来、改めて皆さんの入学を心より歓迎いたします。
皆さんはなぜ九州大学で学ぶことを選ばれたのでしょうか。
まず、九州大学の教育と学術の理念をご紹介します。皆さんがこれから過ごす九州大学は来年創立110周年を迎えます。1911年に創立された九州大学は100年を超える歴史と伝統の中で育まれ培われた叡智により、現在の高い水準の教育と最先端の研究を営んでいます。
「自律的に改革を続け、教育の質を国際的に保障するとともに常に未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の研究教育拠点になる」という理念のもと、アジアをはじめ広く全世界で活躍する人材を輩出し、日本及び世界の発展に貢献することを目的とすることを『教育憲章』において規定しています。その教育は秀でた人間性、教養豊かな社会性、優れた国際性、創造性の高い専門性を有する人材の育成とその達成を使命と考えています。また『学術憲章』では人類が長い歴史の中で探究され結実した叡智を大切にし、これを次の世代に伝えること、その上ですべての学問の伝統を基盤に新しい展開、先進的な知的成果を生み出すことを使命と規定しています。創造的かつ独創的な学術研究を重んじること、学問の自由及び研究者の自律性を尊重すること、自らの良心と良識に従って社会の信頼に応える研究活動の遂行に努めることを求めています。

今、申し上げたように、大学は人類の長い歴史の中で育まれた叡智の塊です。その叡智から学び、次の知を創造することが、ここに集う私たちの使命です。今日から皆さんはその一員なのです。九州大学は様々な国から多くの留学生を迎え入れています。様々な価値観や倫理観が交差する中では、多様性を受け入れる思考が身につきます。その上で、本学の幅広い研究分野と100年を超える歴史の中で蓄積された知と研究が、皆さんの学問に対する探究心、好奇心を掻き立てることと信じています。学び、研究したい専門分野については、優れた情熱を持った教授陣があなた方を迎え入れます。健康やキャンパスライフに関する相談や支援は教職員が誠実に対応する体制が整っています。
特にここ伊都キャンパスは東西に約3キロ、南北に約2.5キロ、272haの広大な敷地に最新の研究棟、さまざまな施設を擁する日本国内の大学の中でもトップクラスの広さを持つキャンパスです。多くのすぐれた施設がありますが、なかでも350万冊の蔵書を誇る中央図書館はその機能も秀逸です。また電車で約40分の距離で人口160万人の福岡市中心部とつながり、その市街地には、医療・生命の馬出病院キャンパス、アートとデザインの大橋キャンパス、そして先端融合科学の春日原キャンパスがあります。この4つのキャンパスがそれぞれの特色を生かし、互いに連携しながら、九州大学の未来を作っています。
日本に留学したということは、大学内の学問の追求のみで完結するものではありません。
学友とともに大学の外にも出かけてください。福岡県、福岡市は日本国内の住みたい県・街ランキングで毎年上位に位置する住みやすい場所です。文化の交流、地域の人々との交流を通して学びの幅を広げてください。
皆さんはなぜ九州大学で学ぶことを選ばれたのでしょうか。そのことを折に触れて思い出してください。そこに皆さんの学びたいことの原点があります。自分の選択した学びに真摯に向き合い、それを深め、目指した学びを全うしてください。私たちは全力でその学びを保証し支えます。そして、新たな知を創造して次世代につないでいきましょう。
皆さんは中村哲先生をご存じでしょうか。
昨年12月アフガニスタンで銃弾にたおれた中村哲先生は本学の卒業生で、特別主幹教授でした。先生は35年前パキスタンのハンセン病病院に派遣され、その後長年アフガニスタンで医療活動を続けながら、現地で灌漑用水路の建設に力を注がれました。アフガニスタンの安定は政治や武力で解決できないことを見抜き、現地の人にとって本当に必要なことは何かを客観的に見て、分析し、判断し、行動を起こされたのです。紛争が絶えない原因が、貧困にあることに気づき、乾いた大地に農業で自立して生活が出来るようにと、水を引くための用水路建設を自ら先頭に立ち実践されました。現地の人々が自らの力で水路を作り、後年自分たちで補修もできるようにと考え、筑後川の山田堰を研究し、お嬢さんの教科書で数学を学び直し、自ら重機を操作して水路の建設に尽力されたと聞いています。広大な荒野が緑豊かな大地に変わったことを示す2枚の写真と、木々が育った水路の横で働く現地の人々の映像が先生の揺るぎない想いとともに私たちの心を揺さぶりました。
先生は「アフガニスタンから帰国すると奇妙な違和感がまとわりついてくる」、「「技術文明」そのものが、自然との隔壁をつくる巨大な営み」と書き、欲望の自由と科学技術の信仰に傾倒する現代社会に警鐘を鳴らしておられました。先生の著書にある「人も自然の一部である。それは人間内部にもあって生命の営みを律する厳然たる摂理であり、恵みである。科学や経済、医学や農業、あらゆる人の営みが、自然と人、人と人の和解を探る以外、われわれが生き延びる道はないであろう。それがまっとうな文明だと信じている」という言葉を、特に九州大学でつながる私たちは心に刻んで自分たちの学びを遂行できればと考えます。
2021年度「中村哲先生の想いを繋ぐ」(仮称)と題し、基幹教育総合科目が開講されます。私たちは中村哲先生を誇りに思うとともに、先生の生き方の底に流れる信条を深く理解し、その生涯の中からから多くのことを学んでほしいと思います。
最後になりましたが、実は私もこの10月1日に新しく九州大学の総長に就任しました。
皆さんは私が九州大学の総長になって初めて迎える新入生です。
本日、新たなスタートを切る同志として共に成長していきたいと考えています。
皆さんの健闘を祈ります。
本日は誠におめでとうございます。
九州大学総長
石 橋 達 朗