About 九州大学について

シンボルロゴについて

九州大学シンボルロゴについて

シンボルの歴史

九州大学のシンボルの歴史は1949年にさかのぼります。学生バッチの図案公募が行われ、70人の学生から153点の応募がありました。応募作品の題材は、松の木や葉、松かさや樹皮といった松を図案化したものが多く、当時病院地区から箱崎地区まで一面に広がっていた松原が多くの学生の心に残っていたことがうかがわれます。

学校側、学生側同数の委員からなる審査会を開いて検討した結果、当時農学部農業土木学科3年だった宗好秀氏の、松の葉をモチーフとした図案を採択。このシンボルは1950年2月10日から使用されることになりました。

現在のシンボル制定の経緯

2003年、九州大学を象徴するシンボルの商標登録を視野に入れ、約半世紀の伝統を持つオリジナルのシンボルを当時総長特別補佐だった佐藤優教授がリデザインし、新しいシンボルが作成されました。これが現在使用されているシンボルです。ただし、このシンボルはオリジナルのシンボルの使用を制限するものではありません。

オリジナルのシンボルは線の太さが均一でなく、また手描きで歪みがあることなどから登録が困難だったため、現在のシンボルではオリジナルのイメージを継承しながら、映像化しても鮮明に見えることなどが考慮されています。

シンボルカラー

シンボル制定と同時に、九州大学のUIカラーの検討も行われました。従来は茶系がよく使われており、そのイメージを継承する色として、ワインカラーと呼ばれる赤紫系の色が九州大学のシンボルカラーとして了承されました。

印刷指定色(特色): DIC230
Pantone (Coated): 235C
Pantone(Uncoated): 235U
印刷基本 4 色掛け合わせ: C35/M100/Y50/K35
RGB: R133/G2/B62
Hex コード: #85023e
3M カラーシート: Nocs51-02
マンセル色表: 10RP3/12
 

シンボルロゴ制定について

2006年1月11日開催の広報専門委員会、また同年1月23日開催の部局長会議において、芸術工学研究院・芸術工学府、芸術工学部、広報室からなるUIプロジェクトチームから、ロゴタイプ(九州大学の文字)及びシンボルロゴ(シンボルとロゴタイプの組み合わせ)の提案がなされ、了承されました。

新しく制定されたシンボルロゴは、「ロゴタイプの明確さ」、「使いやすさ」、「国際性」のコンセプトや、学内外750人以上に行ったアンケート調査の結果などを基に作成されました。シンボルロゴには7つのタイプがあり、九州大学が発信するさまざまな媒体で使用しています。(原則としてシンボルのみの使用はせず、つねに7タイプのいずれかを使います。)

UIデザインマニュアル -シンボルロゴ使用マニュアル

UIハンドブック

シンボルロゴ 7タイプ (シンボル+ロゴタイプ)

※同窓会、後援会等並びにその関係者がアイデンティティとして、九州大学シンボルロゴを使用することについては、原則として認めています。なお、営利目的の使用は原則として許可していません。

UIとは

UI とは、ユニバーシティ・アイデンティティの略語です。大学のアイデンティティ、つまり大学独自の特徴や理念のことで、学内外にそれを認知させる活動を指します。少子化や情報化などを背景に、大学にも自らの個性を発信していくことが求められるようになり、UI の必要性はますます高まっています。 

民間企業では、早くから他社との差別化が企業戦略の要として認識されており、コーポレート・アイデンティティ(CI)の活動を通して自社のアイデンティティを発信してきました。企業はCI を表明することで社会での役割や自身の個性を明確に印象づけ、社会における知名度やイメージを向上させ、それを基盤としてブランドを確立、成長させ、競合他社に対して優位性を確保してきました。

大学もこうしたCI の手法を取り入れ、アイデンティティを発信し、学内外のステークホルダーと積極的にコミュニケーションを図り、ブランド力を高めるUI 活動の重要性が認識されました。大学の理念や文化は目に見えるものではありません。そこで統一したイメージのシンボルやロゴタイプ、カラー、書体など、目に見える要素であるビジュアル・アイデンティティ(VI) を活用することで、大学が発信する多種多様な情報を一貫したイメージの元に束ねて関連づけ、九州大学のメッセージであることを印象づけます。

UIプロジェクトの取り組み

九州大学は、2004年に新しいシンボルを制定しUI活動を始めましたが、「これをさらに強化浸透させる必要がある」という意識が、ユニバーシティ・アイデンティティ・プロジェクト、略して「UIプロジェクト」始動のきっかけとなりました。

そして2006年4月、芸術工学研究院と芸術工学府に所属する教員と学生及び広報室からなる「UIプロジェクトチーム」が発足。情報の発信者や性質が一目で分かるように、視覚的に一貫性のあるイメージを与えるしくみづくりに取り組んでいます。最初のステップとして、視覚的な表現を担う「ビジュアル・アイデンティティ」を整備し、シンボルロゴの使いやすさ、浸透の方法、運用ルールなどを見直し検討しました。

2007年の入学式には、UIプロジェクトの成果として新しいシンボルロゴのグラフィックやCGで制作したムービーが披露されました。また、新入生には、九大の一員になったことが実感できるよう特別にデザインされたオリジナルの書類ケースがプレゼントされました。

そして、UIのしくみを詳細に説明した「UIデザインマニュアル」(※)を制作しました。次のステップでは、UIの普及・浸透と実用化を目指します。

(※) その後、運用にあたって生じた問題やそのための試行錯誤を踏まえ、制定から10年近く経過した平成 30年度(2018 年度)に、内容の大幅な改訂作業を行いました。

平成30年度の改訂作業は、UIの基礎編を対象としており、アプリケーションに関しては、アプリケーション編として今後補完する予定です。

イベントや学会などでの使用について

本学が共催、後援、協賛、協力することを総務部総務課が許可した場合は、シンボルロゴの使用を認めております。
各イベントや学会において本学との共催などの申請をする場合は総務部総務課の「共催等名義使用」を参照ください。


共同研究などの研究成果を相手側から広報することについて

共同研究などの研究成果を相手側から広報する場合、共同研究契約書などの資料を拝見し、シンボルロゴの使用目的などを精査して使用許可を判断しております。
共同研究契約等の相手側が本学や先生方との研究成果を広報する場合は産学官連携推進課の「名称使用」も参照ください。

大学グッズ用シンボルについて

2004年3月3日、九州大学広報委員会は、現在のシンボル以外に、大学グッズなどに展開するために次のシンボルも同時に商標登録しました。

  1. 現在のシンボルの「大学」の字を除いたもの
  2. Kyushu Universityの「KU」を図案化したもの
  3. 「Q大」の「Q」を図案化したもの
  4. 学位記に記されている「九州大学」を図案化したもの

(A)現在のシンボルの「大学」の字を除いたもの

(B)Kyushu Universityの「KU」を図案化したもの

(C-1)Q大の「Q」を図案化したもの

(C-2)Q大の「Q」を図案化したもの

(C-3)Q大の「Q」を図案化したもの

(D)学位記に記されている「九州大学」を図案化したもの

グッズ用のシンボルマークは九大関係者に使っていただくために規定を厳しく設定しておりません。本学のロゴタイプ「九州大学」を用いずにサークル等のグッズ・記念品などを作成する際にシンボルのみでご使用いただきたく、提供しているものです。

お問い合わせ

部署 九州大学広報課
TEL 092-802-2130(内線:90-7009)
FAX 092-802-2139
Mail syswebkoho★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。