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どんな分野でもそうですが、「人文社会系」、もっと大きく「文系」としてくくられる学問の中にも、多様な方法と目標・関心を持つさまざまな研究領域が広がっています。しかし、それぞれの研究領域は、初めから現在の形で個別に独立して存在していたものではありませんでした。そこには少なからず、人々の知的好奇心に導かれながらも、時代の移ろいや、それにともなう社会の要求にも応答して分化してきた経緯があります。
本シリーズでは、毎回人社系の先生をお呼びして、具体的な研究のお話をうかがいながら、いま一度それぞれの領域の「出来いできはじめ」を紐解きつつ、現在の学問が時代や社会に何を要求されているのか、そして何ができるのかを考えます。人社系の知の意味と意義を問いなおすことを通じて、協働研究の「コモンズ」醸成を目指します。
第7回目は人文科学研究院から、夏目宗幸先生をお呼びして、歴史地理学のお話とともに情報学を活用した研究手法についてもお伺いしていきます。
[主催]九州大学人文社会科学系協働研究・教育コモンズ
対象 | 一般向け、在学生・教職員向け、その他 |
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開催日時 | 2023.07.05 (水) 14:50 ~ 2023.07.05 (水) 16:20 |
開催場所 | 伊都キャンパス、キャンパス外 |
会場名 | 九州大学伊都キャンパス E-C-203会議室ならびにオンライン会議形式(Zoom)のハイブリッド開催 |
会場の住所 | |
定員 | なし ※ 対面の定員は50名 |
参加費 | 無料 |
イベント詳細 | 講演者:夏目宗幸(人文科学研究院 助教) 「将軍の狩猟場と江戸近郊の地域変化」 現代の東京近郊に広がる住宅街の姿からは想像もつきませんが、江戸時代、江戸から約20kmの地域は、将軍の鷹狩りのための鷹場に指定され、多くの賦役と規制が掛けられる特別な領域となりました。当初、私の関心は行政区としての鷹場にあり、地理情報システムを用いて絵図に描かれた鷹場の領域を現代の地図に再現することに始まりました。そして、この地図の作製は、江戸時代前期における同じ領域が、鷹狩りと鹿狩りを行う地域に二分されていた可能性に気づくきっかけを与えてくれました。文字情報として、現代に残された法令や将軍の狩猟記録を地図上に落とし込むことによって、これまでに無い江戸近郊の地域像を描いていく、こうした研究の魅力についてお話したいと思います。 聞き手:山口道弘(法学研究院 准教授) 司 会:蛭沼芽衣(人文科学研究院 助教) |
申込方法 |
事前申し込みの必要あり [Webサイト] ※参加申し込みは下のフォームからお願いいたします。ご登録いただいたメールアドレスに、シンポジウム前日、開催場所のURLをお送りいたします。 https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=iV9x12qT90q7daV6yZZG-oNiPOPoyS9IqCOUL_BId8BUOFRHUE81RTdCREZHQlNNUFVKSlpFQ0JXTC4u |
申込受付期間 |
2023.05.31 (水) - 2023.06.30 (金) |
お問合せ先 |
担当:九州大学人社系協働研究・教育コモンズ |
ホームページ | http://commons.kyushu-u.ac.jp/collaborative/events/event_19.html |
公開期間 | 2023.05.31 (水) - |
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