International 国際交流・留学

岡﨑 大知さん

世界のキャンパス

海外留学を体験した九大生に、留学先でどんなことを学び、どんな暮らしをしていたのか語ってもらいました。

岡﨑 大知(おかざき だいち)さん

文学部4年
留学先:アメリカ
    北アリゾナ大学
期 間:2023年1月~12月

人種・文化の坩堝であるアメリカで文化人類学を学びたいと思い、北アリゾナ大学への留学を決めました。北アリゾナ大学には先住民族であるナバホ族出身の学生を始めさまざまな文化的背景を持った学生が在籍しており、そのような環境で学べることも魅力の一つでした。

休日の過ごし方、留学して良かったこと

大学は自然に囲まれており、グランドキャニオンなどの雄大な景色をよく見に行きました。また長期休みにはAmtrakで都市部など遠方へ行くこともありました。留学してよかったことは、日本ではできないことに挑戦できたことです。移民問題の授業でメキシコとの国境へ行き3泊4日のフィールドワークを行ったり、日本文化を現地学生に広めるイベントを主催したりなど、さまざまな挑戦ができました。

留学経験をどのように活かしていきたいか

物事を多角的に捉えたいと思います。アメリカでは肌の色、話す言葉、移民か否かなど、さまざまな基準で多くの人が対立したり共存したりしています。その様子を留学生として一歩離れた立場から見たことで、それぞれの世界を見ることができました。この経験を活かし、善か悪か、自分と同か異かという尺度を超えた部分に目を向けたいと思います。

留学を考えている人へメッセージ!

留学期間は長いようで短く、できることは限られています。「何かをやってみたいけど迷う」ということもあるかと思いますが、迷うというのはやりたい気持ちがある何よりの証拠です。自分の関心のあることにはとにかく挑戦してみましょう!

大学から車で1時間半のグランドキャニオンでは、見渡す限りどこまでも景色が続いていて地球の大きさを実感できます。
留学先の町、フラッグスタッフは世界で最初にInternational DarkSky Cityとして認定されたことで有名で、標高2000mから見上げる星空は息をのむほどの絶景でした。
日本文化を現地の人に楽しんでもらいたいという思いから、日本人留学生、現地の学生を数名ずつ集めて2カ月以上準備をし、イベントを開催しました。イベントには200人以上の現地の学生が参加し、大盛況を収めました!

留学生のごはん事情

大学にはファストフード店やブッフェ形式の食堂がありましたが、私は出費を抑えるためによく自炊していました。写真はブッフェ形式の食堂の様子で、1回11~15ドル(1570~2000円)です。

ハンバーガーにポテト、ソーダというのがポピュラーな食事の組み合わせです。ハンバーガー店は至る所にあり、いろいろなハンバーガーやポテトを食べ比べるうちに自分の好みが分かってきます。

留学先情報

北アリゾナ大学
1899年創立。学士・修士・博士課程、オンラインプログラムにおいて、経営学、自然科学、工学、教育学など100以上の専攻分野を誇る総合大学。キャンパスはアリゾナ州北部の山岳地帯に位置する町Flagstaff(フラッグスタッフ)にあり、年間を通して300日近くが快晴という穏やかな気候が特徴。雄大な自然に囲まれた環境で2万人以上の学生が学び、約80か国・地域から1,400人を超える留学生が集う。

 

※このインタビューは九大広報vol.130(2024年12月発行)に掲載しています。

海外留学についてもっと詳しく知りたい方は、こちら