※1 EIEE
早期乳児てんかん性脳症(Early Infantile Epileptic Encephalopathy)。生後数週間以内の乳児早期に発症する難治性のてんかん。多くの原因遺伝子が判明しておりITPA遺伝子もその一つ。発症機構が未解明なものが多い。
※2 イノシン三リン酸
通常はイノシン三リン酸分解酵素(ITPA)により分解されるため生体内に存在しないが、ITPAが欠損すると蓄積する。その構造はATP (アデノシン三リン酸)やGTP (グアノシン三リン酸)といった正常プリンヌクレオチド分子と非常に似ている。そのため、ATPやGTPの邪魔をする可能性がある。
※3 膜電位
細胞膜内外の電位差。神経細胞における膜電位上昇は興奮につながる。