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研究教育拠点形成に向けて-21世紀COE発表会in福岡

2004.02.04
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 「新科学領域への展開」と「アジア指向」を将来構想の基本方向として、世界トップレベルの研究教育拠点(COE)形成に向けて「挑戦」を続ける九州大学の「研究戦略」と「将来構想」をテーマにした発表会が、2月16日(月)に開催されました。会場となった福岡天神のイムズホールは、約三百五十人の参加者で満員。このうち約二百五十人が企業からの参加者でした。

 まず梶山総長が、九州大学の将来構想と研究戦略を、企業との包括的連携や国際産学連携、知的財産本部の活動など主に産学連携の取り組みに焦点を当てて説明した後、ソニー株式会社業務執行役員上席常務の大木充氏が「グローバル時代における大学への期待」と題する基調講演を行い、平成15年度採択された五つの21世紀COEプログラムの拠点リーダーが、それぞれ次の題で各プログラムを紹介しました。最後に、「ロボカップ世界大会2003」中型ロボットリーグで優勝した「九州大学・福岡大学連合チーム“Fusion”」を指導したシステム情報科学研究院の長谷川勉教授が、「産学連携による自律型サッカーロボットの研究開発~Robocup2003優勝にいたる歩み」と題して講演しました。

(平成15年度 21世紀COEプログラム)
ゲノム疫学を基盤とした生活習慣病の予防と先端医療にむけて
    医学研究院教授 名和田 新
複雑現象解明における機能数理学の果たす役割  
    数理学研究院教授 中尾 充宏
循環型住空間システムの構築
    人間環境学研究院教授 松藤 泰典
水素利用機械システムの統合技術~安全で環境にやさしい水素社会実現への挑戦~
    工学研究院教授 村上 敬宜
感覚特性に基づく人工環境デザイン~技術の人間化を目指して~
    芸術工学研究院教授 栃原 裕

 なお、同様の発表会が、5月14日(金)に東京で開催される予定です。


(写真)
上:梶山総長の説明 下:大木ソニー上席常務の基調講演の模様