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本学山岳部・山岳会合同登山隊ネパール・ヒマラヤ,ナヤカンガ峰(5,844m)登頂に成功

2016.11.11
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 平成28年9月23日(金),本学山岳部・山岳会(山岳部OB・OGの会)の合同登山隊が,ネパール国の中部ヒマラヤにあるランタンヒマール山群のナヤカンガ峰(5,844m)登頂に成功しました。
 昨年4月M7.8の大地震によって,同国ランタンヒマールも大きな被害を受けましたが,今年に入って登山活動が可能となりました。本学山岳会ではユネスコ等を通じてこれまで復興支援活動を行ってきました。
 本登山隊は,中溝幸夫氏(九州大学名誉教授)を隊長とし,現役山岳部部員8名(工学部1年生1名,工学部2年生1名,芸術工学部1年生1名,農学部2年生1名,理学部3年生1名,理学部4年生1名,大学院経済学府1年生1名,医学部6年生1名),山岳会会員2名,合計11名の隊員から構成されました。9月23日(金),山岳部員6名とシェルパ4名が頂上アタックに向かい,10名全員が山頂までたどり着き,その後,無事にベースキャンプまで下山しました。8名もの現役山岳部員がヒマラヤ登山に行くのは部創立以降初めてのことで,隊員は高山病に悩まされながらも登頂に成功しました。
 登山隊は,9月13日(火)にカトマンズに到着後,16日(金)から往路キャラバンを開始し,20日(火)にベースキャンプ設営,21日(水)~24日(土)まで登山活動,25日(日)~27日(火)まで帰路キャラバン,28日(水)にカトマンズ着,10月1日(土)に帰国という日程でした。
 今回の登山目的は,将来のヒマラヤ高峰(8,000メートル峰など)を目指して,現役山岳部員がヒマラヤ登山の鍵となる低酸素環境への身体的順応過程(高度馴化)を経験すること,およびナヤカンガ峰に登頂することの二つでした。天候にも恵まれ,これらの目的はすべて達成することができました。

ランタンヒマール山群のナヤカンガ峰(5,844m)

ナヤカンガ山頂にて、山岳部員とシェルパ

ナヤカンガ峰山頂へ向かうアタックパーティ

キャラバン途中の村で、ネパールの子どもたちに日本のことを話している隊員たち

ガトラン村から眺めたランタンの山々(7,227m)

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