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息の長い支援を!!九州大学平成29年7月九州北部豪雨災害調査・復旧・復興支援団

2017.09.07
トピックス

 平成29年7月5日発生した九州北部豪雨災害では、河川の氾濫による洪水、大量の流木の流出による川の氾濫、土砂災害が数多く発生しました。
 これを受けて本学では、工学研究院附属アジア防災研究センターが中心となり、平成29年7月25日(火)に「九州大学平成29年7月九州北部豪雨災害調査・復旧・復興支援団」を結成しました。メンバーは、アジア防災研究センターの三谷泰浩教授をリーダーとして、工学研究院、農学研究院、決断科学センター、医学研究院、歯学研究院、芸術工学研究院、人間環境学研究院、基幹教育院の教員ら50名(H29.9.1現在)で構成されており、本学において、このような分野横断的な組織が結成されたのは初めてです。
 平成29年8月11日(金)に第1回合同調査を実施しました。防災、河川、森林、生物、地盤、情報といった異なる専門分野の7名の教員がそれぞれの視点から議論を行いながら現地を回り、それぞれの災害状況をみてきました。東峰村では、被災地を調査するだけでなく、村長、村役場の方々と今後の復旧の方向性に対応策について議論してきました。
 今回の災害に対して、総合大学である本学の専門的な知識を結集して地域住民や行政機関と協働しながら、復旧から復興までを視野に入れた息の長い支援を行うことが大切だと考えています。分野横断的な専門家が合同で調査を行うことで災害を総合的に「みる」ことができ、今後の復旧・復興につながる実りある調査となりました。今後は地域の復旧に向けて活動を続けていく予定です。

災害情報(被害,復旧対応時)の収集・集約・共有サイト
九州地理空間情報ポータル 平成29年7月九州北部豪雨サイト
https://geoportal.doc.kyushu-u.ac.jp/ 

流木によって倒壊した家

町中に堆積した流木

支援団と行政の打ち合わせ

第1回合同調査の様子

お問い合わせ

工学研究院附属アジア防災研究センター センター長 三谷 泰浩
電話:092-802-3399
Mail:mitani★doc.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。