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「世界を救うデザイン!」高校生300人のワークショップを実施

2018.11.19
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 平成30年11月9日(金)、群馬県立前橋高校(前橋市)において、本学大学院芸術工学研究院の井上滋樹教授による出張講義が行われました。
 これは朝日新聞社が主催する「朝日新聞プロフェッサー・ビジット」企画で、全国13大学の教員が各地の高校を訪問し、現在行っている研究内容などをわかりやすく紹介するものです。今回の出張講義は、前橋高校の強い希望と井上教授の熱意により実現したものです。
 当日は、1学年の全生徒約300人を対象にして、国連が2030年までに解決すべき課題として掲げた『SDGs』をテーマに、先進事例を紹介する講義の後、17の課題毎に分けられた8人前後のグループによるミニワークショップが行われました。参加した高校生たちは講義を熱心に聞いた後、それぞれの課題を解決するために自分の考えと意見を伝え話し合い、グループとしての解決策を1枚の模造紙に見事にまとめ上げました。
 その後行われたプレゼンテーションでは、短時間でありながらも高校生ならではの斬新なアイデアが各所で発表され、指導にあたった井上教授も喜びの表情を浮かべていました。
 高校生でもできることがある。」「いろいろなことを学び、いろいろな人とアイデアを出し合って、これからも社会の課題を解決していって欲しい。」300人の高校生は井上教授の最後の言葉に耳を傾け、友達と話し合いながら体育館を後にしました。

参加した高校生の言葉

「今日、他の人の意見を聞いてそういう発想があるんだなと本当に驚かされました。だから意見を出し合うことが大事だなということを感じました。」

「自分一人では考えられないアイデアも出たので、こういう機会がもっとあればいいなと思いました。」

「魚の形にした鉄を料理に入れて不足する鉄分を補うというアイデアを聞き、世界の高校生の中には素晴らしいことを考えている人もいることを知りました。今日のワークショップは自分にとって非常に良い練習になりました。」

解決策を話し合うグループ

考えをまとめるグループ

プレゼンする生徒

300人の生徒に助言する井上教授