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第6弾企画「国境の島々のダイナミズム」を実施しました

2020.12.03
トピックス

 令和2年10月7日(水)、人社系協働研究・教育コモンズ(※1)の第6弾企画として、シンポジウム「国境の島々のダイナミズム」をオンラインで開催しました。
 当日は、井手誠之輔教授(人文科学研究院)と国分航士講師(人文科学研究院)の司会のもと、高木彰彦本学名誉教授による基調講演「国境の島々のダイナミズム」に加えて、松尾大輝氏(人文科学府博士後期課程)による「境界地域としての中世対馬」、大澤信氏(九州国立博物館研究員)による「仏教文物からみた対馬の境界」の2つの講演が行われました。
 その後、討論者として参加した木村政伸教授(基幹教育院/人間環境学府)、嶋田暁文教授(法学研究院)、北澤満准教授(経済学研究院)が、教育史、行政学、経済史など各専門分野の視点からコメントしました。
 さらに、司会者も交えた討論では、それぞれの国境の「島」の有する地理的条件や歴史・文化の違いによって生じる今日の役割や状況、そして今後の「島」という領域のもつ可能性と課題について、具体的な事例を踏まえながら、考察を行うことができました。
 なお、本企画は、Progress100(※2)の助成を受け、令和3年に開催予定の国際シンポジウム「『プラットフォーム』としての島―持続可能な社会を目指すための学際的検討」の事前企画として行われ、約60名の方にご参加いただきました。
 お忙しいなか、ご講演を賜りました3名の方々、ならびにご協力をいただいた関係者の皆さまに心よりお礼申し上げます。

講演の様子1(右から高木名誉教授と松尾博士後期課程学生)

講演者の様子2(大澤研究員)

質疑応答

(※1)
 九州大学の人文社会系4部局「人文科学研究院」「人間環境学研究院」「法学研究院」「経済学研究院」は、人文社会系の学部および学府(九州大学では、教育組織としての大学院を「学府」と呼びます)における共同研究活動と、異分野融合による新たな研究分野や研究課題の創発をめざす協働研究活動との両輪を統括し、管理運営していく態勢をとるために、平成30年10月に「人社系協働研究・教育コモンズ」を立ち上げました。

(※2)
 世界トップレベル研究者招聘プログラム「Progress 100」は、本学が既に世界に伍し、かつ優位性を有している研究分野において、世界の第一線で活躍する研究者を招へいし、国際共同研究を推進する本学独自のプログラムです。

人社系協働研究・教育コモンズWebサイト:http://commons.kyushu-u.ac.jp/

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