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グラスゴー大学との大学間交流協定オンライン調印式および学際的ウェビナーを開催

2020.12.24
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本学、グラスゴー大学からのウェビナー参加者

 2020年12月9日(水)に、本学とグラスゴー大学(英国)との大学間学術交流協定の調印式をオンラインで実施しました。
 本学から石橋達朗総長、Johan Lauwereyns副理事、グラスゴー大学からはVice-Principal Rachel Sandison、Assistant Vice-Principal William CushleyおよびProfessor Kostas Kontis(Dean for Global Engagement, East Asia & China)が出席するとともに、両大学から各分野の研究者など約80名が参加しました。
 調印式では、石橋達朗総長およびVice-Principal Rachel Sandisonによる挨拶が行われた後、協定書への署名がオンラインの映像を通じて行われ、引き続きJohan Lauwereyns副理事およびAssistant Vice-Principal William Cushleyからそれぞれの大学が紹介されました。

 調印式後のブレークアウトセッションでは、地球科学、経済、比較・国際教育、共創学部、人文科学、博物館、留学の計7つのセッションが並行して行われました。限られた時間の中ではありましたが、様々な観点から活発な議論が交わされると共に、両大学の連携の可能性についても議論されました。
 例えば、地球科学のセッションでは、グラスゴー大学との交流を核に、アジアの複数の大学等と連携したウェビナーを来年はじめに開催することに合意するなど、さらなる交流の発展に繋がりました。

 また、グラスゴー大学School of Interdisciplinary Studiesと部局間学生交流協定を結ぶ共創学部のセッションでは、学生から学部の紹介や生活環境などが紹介されるなど、今後の学生交流に向けたイメージを共有しました。
 今回のウェビナーから交流をスタートさせた経済のセッションでは、今後、両大学の教員によるゲストレクチャーを実施していくことが検討されるなど、近い将来に国際教育プログラムでの交流の実現が期待されます。

 ブレークアウトセッションでは分野間連携に加え、留学をテーマとした事務スタッフ間のセッションも開催されました。両大学における留学生の派遣・受入の現況が共有されるとともに、情報通信技術(ICT)ツールを用いて海外大学の学生と共に学ぶことができるオンライン国際交流学習『COIL(Collaborative Online International Learning)』の活用による学生交流について、今後具体的な議論を進めていくことに合意しました。

 グラスゴーでは2021年11月に、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)の開催が予定されています。地球温暖化対策や国連SDGsの達成に向けた取組など、今後、両大学のさらなる連携が期待されます。

Vice-Principal Rachel Sandison(左)、石橋達朗総長(右)による調印の様子