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開会の挨拶をする石橋総長
令和3年1月22日(金)から1月29日(金)にわたり、「エネルギー分野の英知が垣根を越えて結集 パンデミックによる変化へ対応する」をテーマに、エネルギーに関するシンポジウム「九州大学エネルギーウィーク2021」を開催しました。 このシンポジウムは、本学のエネルギー関連部局が連携して、「未来エネルギー」を中心テーマとする国際ワークショップ、産学官連携ワークショップ等を開催するもので、エネルギー研究者の国際的なハブ機能を担う交流の場としての役割を果たしています。
第5回目となる今回は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点からオンライン形式を基本に開催し、「コロナ禍のエネルギーに関する諸課題」に焦点を当て、国内外で活躍している研究者を始め、幅広くエネルギーに関わる研究を行っている研究者、学生、産業界、行政関係者等多くの方々が講演や研究発表を行い、延べ約2,100名の参加がありました。3月3日(水)には、持続的共進化地域創成拠点によるシンポジウムを開催しました。
初日の1月22日(金)に行われたプレナリーセッションは石橋総長による挨拶で開会し、エネルギー・資源学会から浅野浩志会長、国際エネルギー経済学会から山下ゆかり副会長による基調講演を行いました。基調講演者、本学教員によるパネルディスカッションは、オンラインと対面とを融合させたハイブリッド型で行い、「Beyondコロナ時代のエネルギー・環境問題」について、幅広い活発な討論が行われました。
基調講演
パネルディスカッション
1月22日(金)~1月29日(金)のエネルギーウィーク開催期間中に、エネルギー研究教育機構の「博士課程学生支援プログラム」に採択された博士課程学生27名、及び国際共同研究を行っている海外若手研究者・大学院生4名によるWebポスター発表会を行いました。ポスター発表会の参加者はWeb上で事前に録音した研究概要の説明を聞くことができ、発表者とはチャット形式での質疑応答が行われ、延べ411名の参加がありました。
Webポスター発表会
博士課程支援プログラム受賞者
水素に関する研究を通して得られた知見を学会・研究者のみならず、広く産業界へ普及するための活動の一環として、2007年から毎年、福岡水素エネルギー戦略会議を始め、経済産業省九州経済産業局と合同で「九州水素・燃料電池フォーラム&水素先端世界フォーラム」を開催してきました。今回は、1月28日(木)にオンライン形式で行われ、水素社会実現に向けた国家取組施策や、九州の水素エネルギー産業化事例などの講演が行われました。さらに、1月28日(木)から29日(金)にHYDROGENIUS-I2CNER合同シンポジウム、1月29日(金)にHYDROGENIUSシンポジウムをオンライン形式で開催しました。今年は海外からの参加者も多く、時差を考慮し開始するなどの工夫を行い、各分野での活発な討論が行われ、1/28-29のフォーラム、シンポジウムには2日間で延べ約884名の方々に参加いただきました。
部局HP:http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/
水素先端世界フォーラム2021
1月22日(金)のThrustワークショップは、日本時間深夜の開催となったにも関わらず世界各地から76名の参加を得て、2020年4月に新たに設立された3つの研究ユニットの紹介と各ユニットから最新の研究成果が報告され、多くの質疑が行われました。
週明け25日(月)に行われたIMIジョイント国際ワークショップは、エネルギーと数学の分野融合、特にエネルギーシステムの運用とマネジメントのための人工知能について実用と理論双方から議論が交わされました。
1月26日(火)のI²CNER アニュアルシンポジウムは、ポストコロナ時代におけるエネルギー転換政策について、日米政府関係者や世界トップレベルの研究者を招き、日米欧豪それぞれの立場から活発な議論を展開しました。また、I²CNER若手研究者22名が、現在取り組んでいる研究内容をポスターにし、One-minuteプレゼンテーションを実施しました。
1/22 I²CNER Thrustワークショップ開催報告:http://i2cner.kyushu-u.ac.jp/ja/news/details.php?code=1304
1/26 I²CNERアニュアルシンポジウム開催報告:http://i2cner.kyushu-u.ac.jp/ja/news/details.php?code=1301
I²CNERアニュアルシンポジウム
I²CNER Thrustワークショップ
I²CNER-IMI国際ワークショップ
1月25日(月)に開催された筑紫シンポジウムは、環境省水・大気環境局総務課国際協力推進室 山崎寿之室長の挨拶で開会しました。(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)の研究者を始め、欧州、中東、アジアの大学・研究機関の研究者、教員がオンラインにより参加して、「アジアにおける持続可能な開発」をテーマに各国の環境対策へのコベネフィットアプローチの現状、及び今後のコベネフィット型温暖化対策の展望について、多角的な視点から議論を行いました。
筑紫シンポジウム開催報告:http://farzaneh-lab.kyushu-u.ac.jp/News/W5Report.pdf
筑紫シンポジウム
3月3日(水)オンラインにて『ニューノーマル時代のあんしん・あんぜんで活力ある地域の創成~真のエネルギー地産地消による地域経済活性化と持続的モビリティ・ICT見守りサービスの創出~』をテーマにシンポジウムを開催いたしました。
特別講演では、福岡市副市長の中村様に「FUKUOKA NEXTの取り組みについて~福岡市を次のステージへ~」についてご講演いただき、プログラム後半には各研究テーマについて発表を行い、「全体討論」では寄せられたQ&Aに発表者が答える形で議論を深めることができました。
部局HP : https://coi.kyushu-u.ac.jp/
特別講演:福岡市副市長 中村様
全体討論
エネルギー研究教育機構
電話:092-802-6644
Mail:eneweek★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。