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生体防御医学研究所の中山 敬一(なかやま けいいち)主幹教授が、令和3年春の紫綬褒章を受章しました。
中山教授は理化学研究所フロンティア研究員、ワシントン大学医学部ポストドクトラルフェロー、ワシントン大学ハワードヒューズ医学研究所博士研究員、日本ロシュ株式会社研究所主幹研究員を経て、平成8年10月に本学生体防御医学研究所教授に就任しました。
また、平成21年5月には主幹教授の称号を付与され、同23年6月にヒトプロテオーム研究センター長、同27年4月に生体防御医学研究所附属トランスオミクス医学研究センター長に就任しています。
中山教授は、細胞周期とがん研究において、酵母での研究が中心であった細胞周期の調節機構を哺乳類で解明し、その調節メカニズムの異常が発がんの直接的な原因になることを世界で初めて示されました。また、多くの疾患が細胞周期制御因子に関わることを発見し、そのメカニズムの解明に力を入れると共に、ヒト全タンパク質の網羅的絶対定量を可能にする次世代プロテオミクス技術の開発に貢献したことが評価されました。