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災害復旧、復興への取組ー工学研究院 三谷泰浩教授が防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞!

2021.10.07
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 本学工学研究院附属アジア防災研究センターの三谷泰浩教授が、令和3年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。 
 三谷教授は、平成29年7月九州北部豪雨災害において、本学教員約50名からなる「九州大学災害調査・復旧・復興支援団」を組織し、その団長として被災地に入り、復旧活動の支援を行いました。  
 また、災害の原因究明、復旧に向けた地域住民のための集落会議などの開催や、行政への復旧対策へのアドバイスを行い、被災地の復興計画を策定するとともに、その後の復興段階では、被災地での地区防災マップやタイムラインを活用した新しい地区防災計画の策定も行いました。
 さらに、災害の記録を保存し、後世に伝えるために「東峰村災害伝承館」を設立・運営し、被災地の復興に向けた活動や、これらの減災活動の地域への普及にも努めています。
 東峰村での活動は、現在、糸島市、大野城市、唐津市、山江村など各地の地域防災・減災活動へと広がっています。
 このように、豪雨災害の発生直後から復興段階までの長きに渡り地域住民と行政の間に立ち、研究機関としての専門知識を生かしたアドバイスを行い、住民・行政が協働で復興に至るまでの息の長い支援を行ってきた功績と新たな防災・減災への取り組みが認められ、今回の受賞となりました。
 なお、三谷教授は、これら一連の活動が評価され、令和2年3月には福岡県防災賞(知事表彰)、第4回宇宙開発利用大賞(環境大臣賞)も受賞されています。

石橋総長への受賞報告の様子

≪防災功労者内閣総理大臣表彰≫
 災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及又は防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体又は個人を対象として表彰されるものです。
内閣府ホームページ:令和3年防災功労者内閣総理大臣表彰の受賞者について

≪参考≫
・防災を学ぶ 九州北部豪雨災害への取り組み
 (外部サイト:九州大学×夢ナビTALK
・工学研究院 地圏環境システム工学講座(三谷研究室)ホームページ
 https://asia.doc.kyushu-u.ac.jp/geotechlabo/

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