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「九州大学メディアフォーラム」を開催

『洋上風力で社会が変わる~産業・地域・人材の転換に向けて~』 2022.05.24
トピックス

 2022年4月26日、日本橋ライフサイエンスビルディング(東京都中央区)にて、メディアフォーラム『洋上風力で社会が変わる~産業・地域・人材の転換に向けて~』を開催しました。洋上風力研究教育センターの設立趣旨、および活動計画についてご説明をおこなうとともに、メディア関係者の皆様からのご質問・ご意見に沿ってディスカッションをさせていただきました。当日は会場・オンライン配信を含め計19社・28名のご参加をいただきました。

 まず初めに石橋総長より、本学の全学的な方向性・方針における、洋上風力研究教育センターの位置づけについて、センター長の福田理事・副学長からは、洋上風力研究教育センター設立の背景について説明をいたしました。

石橋総長(オンラインでの参加)

福田センター長

 洋上風力研究教育センターの主な活動内容に関しては、古川勝彦副センター長より説明しました。本学の有する独自の風力発電技術の開発、高度な風況解析技術、独自の浮体技術の研究開発、基礎研究から実証実験・実装までのこれまでの高い研究開発実績を活かしつつ、水素、材料、数学、情報科学、電気、経済分野など、さまざまな研究者が連携して、我が国の洋上風力分野の課題解決、およびイノベーション創出を企図することを当センターのビジョンとして掲げました。主な活動の方向性として「洋上風力発電産業との緊密な産学官連携」「洋上風力発電産業を牽引する人材の育成」「洋上風力拡大・推進に向けた実効的な政策提言」「日本の環境に最適化された洋上風力技術の研究開発」の四点をあげ、これらを通して、我が国の洋上風力発電の主力電源化および地域分散型エネルギー社会の実現に向けて積極的に貢献していきたいとの説明を行いました。
 フォーラムの後半では、会場・オンライン双方のご出席者の皆様からご質問をいただきました。質疑内容は、国内外の洋上風力分野の現状認識、研究開発の進捗や見通し、当センターのコンソーシアム構想に関するものまで多岐にわたり、これからの活動において大変有意義となる意見交換をさせていただきました。

ご参加頂きました皆様には、この場を借りて御礼申し上げますとともに、今後ともどうか御支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

詳細はこちらをご覧ください。
九州大学洋上風力研究教育センター:https://recow.kyushu-u.ac.jp/

【登壇者】
石橋 達朗 (九州大学 総長)※オンライン出演
福田 晋  (センター長/九州大学副学長)
胡 長洪  (副センター長(研究担当)/次世代洋上風力発電研究部門長/応用力学研究所 教授)
古川 勝彦 (副センター長(渉外担当)/学術研究・産学官連携本部 教授)
宇都宮 智昭(支持構造物・洋上送電研究部門長/工学研究院 教授)
吉田 謙太郎(脱炭素エネルギーマネジメント研究部門長/エネルギー研究教育機構 教授)
内田 孝紀 (マルチスケール洋上風況研究部門長/応用力学研究所 准教授)
吉田 茂雄 (次世代洋上風力発電研究部門/応用力学研究所 教授)※オンライン出演
大屋 裕二 (応用力学研究所 元所長/協力研究員) ※オンライン出演 

お問い合わせ

筑紫地区事務部庶務課庶務係
Mail:srssyomu★jimu.kyushu-u.ac.jp
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