Topics トピックス

国際大学コンソーシアムAPRU(環太平洋大学協会)のオンライン留学に初めて参加

-アジア太平洋カレッジプログラム(留学生センター)の取組- 2022.06.24
トピックス

 国際協働教育プログラムを推進している本学アジア太平洋カレッジ(College of Asia Pacific、留学生センター 木下博子准教授)は、環太平洋地域から60大学が加盟する国際大学コンソーシアムAPRU(The Association of Pacific Rim Universities:環太平洋大学協会)が実施しているオンライン留学プログラムVirtual Student Exchange Programに初めて参加し、オンライン授業を実施しました。

 本授業は「グローバリゼーション時代の日本社会」をテーマに、2022年4月~6月までオンラインで開講され、異なるバックグラウンドを持つ本学の学生とAPRU加盟大学の学生が共に学び合い、講義やディスカッション、グループワークを通じて、日本の社会や文化、アジア太平洋地域の共通課題について理解を深めました。

 「社会におけるジェンダーの役割」、「教育」、「信仰の多様性」等のトピックを中心に、日本やアジア太平洋地域の社会や文化、共通課題について活発なディスカッションが英語と日本語で行われ、日本のみならず中国や香港といった多国籍な視点で各国の倫理観や価値観が相互共有されることで、学生ひとりひとりに新たな発見を促し、新たな形の異文化体験が実現しました。講義最終日のプレゼンテーションでは、本学学生とAPRU加盟大学からの参加学生がペアとなり日本と自国の教育システムの相違と問題点について発表しました。

 授業終了後のフィードバックでは、「このご時世で気軽に留学ができない中、他国の大学生と交流機会が持ててよかった」、「自分の考えにバイアスがかかっていることが自覚でき、もっと外に出て多様な考えに触れたいと思った」、「日本と他国の共通点と相違点に気づくいい機会になった」といった感想が寄せられており、学生にとって非常に有意義な機会となりました。

 本プログラムを通じて、環太平洋地域のみならず世界の舞台へ踏み出す第一歩を提供し、グローバル人材育成につなげていくことを目指します。

アジア太平洋カレッジ-College of Asia Pacificについて

 九州大学のアジア太平洋カレッジ(College of Asia Pacific)では「国際体験型」の短期海外留学・国際協働教育プログラムを提供しており、アジア太平洋地域の⼤学の学⽣と共に、広域アジアの抱える共通課題について、問題の捉え⽅や、解決策を⾒出す際の発想の違いに触れ、異なる文化・社会的背景をもつ参加者同士の知的交流を促進することを⽬的としています。また、海外の学生との協働学習を通じて、長期留学への興味、挑戦心を引き出すファーストステップとしての役割を果たすことを目指します。

アジア太平洋カレッジ- College of Asia Pacific概要:https://isc.kyushu-u.ac.jp/capisc/  

APRU Virtual Student Exchange Programについて

 環太平洋地域の主要な研究大学60校が加盟する国際大学コンソーシアムAPRUでは、コロナ下で留学が困難な中、学生のモビリティを維持し発展していくために、香港中文大学が主幹で2020年8月からオンライン交換留学プログラムVirtual Student Exchange Programを実施しています。APRUの加盟大学が授業科目をオンラインで提供しており、単位互換も(一部例外有)可能な留学プログラムです。

APRU概要:https://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/strategy/consortia#strategy_conso_3 

お問い合わせ

CAPに関する問い合わせ
九州大学アジア太平洋カレッジ担当(国際部留学課)
Mail:cap-isc★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。

APRUに関する問い合わせ
九州大学国際部国際企画課国際戦略係
Mail:intlsenryaku★jimu.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。