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国内初、洋上風力産学官連携コンソーシアムを発足

第1回コンソーシアム総会及び洋上風力研究教育センター設置記念シンポジウムを開催 2022.10.03
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 九州大学は、「九州大学洋上風力研究教育センター」を4月に開設しました。このたび、福田センター長がコンソ―シアム会長を務め35の企業・団体からなる「洋上風力産学官連携コンソーシアム」を発足し、8月8日に第1回総会を開催しました。
 なお、洋上風力発電分野の産学官によるコンソーシアムの設立は、国内初となります。

総会の様子

 コンソーシアムキックオフイベントは、オンライン配信を含め301名のご参加の中、センター設置記念シンポジウムを開催しました。本学石橋総長・福田センター長の挨拶後、洋上風力産学官連携コンソーシアムの活動について古川副センター長より説明をしました。基調講演では、英国及び欧州の風力発電産業の発展に長年に渡り指導的な立場で関わってこられたPeter Jamieson氏に「洋上風力研究の最前線と今後の方向性」として、世界の洋上風力技術開発現状と期待される将来技術についてご教示いただきました。

シンポジウムで講演するPeter Jamison氏

 その後、「洋上風力産業にはどのようなイノベーションが必要か?」と題し、パネルディスカッションを行い、様々な立場から活発な議論が交わされました。 

 同センターは、わが国トップクラスの洋上風力の研究実績を活かし、関連研究分野の研究者とコラボレーションにより、世界最高水準の洋上風力関連研究・教育拠点の形成を目指し、わが国の洋上風力エネルギーの主力電源化の実現に貢献することを目的としています。 

パネルディスカッションの様子

【パネルディスカッション登壇者】 

●モデレーター
堀史郎氏(福岡大学教授、元資源エネルギー庁国際調査官)

●パネリスト
永尾徹氏 (足利大学特任教授、福島浮体洋上風力実証総括委員長)
姉川尚史氏(東京電力ホールディングス株式会社フェロー、産業競争力懇談会実行委員)
吉田茂雄氏(佐賀大学海洋エネルギー研究所教授、本学応用力学研究所教授)
大屋裕二氏(株式会社リアムウィンド代表取締役、本学応用力学研究所元所長)
胡長洪氏 (本学応用力学研究所教授、本学洋上風力研究教育センター副センター長(研究担当))

看板設置 (左から)古川勝彦副センター長・岡本創応用力学研究所長・石橋達朗九州大学総長・福田晋センター長・胡長洪副センター長

お問い合わせ

洋上風力研究教育センター事務室
Mail:info★recow.kyushu-u.ac.jp
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