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今枝文部科学副大臣が九州大学を視察

2024.02.06
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 令和6年1月19日(金)、今枝 宗一郎(いまえだ そういちろう)文部科学副大臣が、本学を訪れ、伊都キャンパスや病院キャンパスを視察されたほか、本学発スタートアップの関係者との懇談等を行いました。

  今枝副大臣は、はじめに、石橋総長、荒殿理事・プロボスト、福田理事・副学長らと、本学が目指す「総合知で社会変革を牽引する大学」を実現するために策定した「Kyushu University VISION 2030」の取組等について、意見交換を行いました。今枝副大臣からは、特に、デザインの力を活用した社会変革に関心が示されました。

 その後、高田副理事からロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)が行っているアントレプレナーシップ教育や、学生の自主的活動を支援するプログラム(S.I.P.)等について説明を受けられた後、実際に独自の活動を進めている学生3名からプロジェクトの説明を受けられ、活発な意見交換が行われました。今枝副大臣からは、本学が推し進めるアントレプレナーシップ教育の特色や我が国全体への波及効果について強い期待が寄せられたほか、学生へ力強い激励のメッセージをいただきました。

今枝副大臣(前面右)及び石橋総長(前面左)と関係者による集合写真

 続いて、今枝副大臣は、本学公用車の水素を燃料として走行する燃料電池自動車・トヨタ自動車製「MIRAI」で「水素エネルギー国際研究センター」に移動され、佐々木副学長から、脱炭素社会の実現に向けた水素の役割や現在の政策動向、九州大学が貢献できる研究や人材育成などの取組、今後の展望について説明を受けられました。

 その後、九州大学オープンイノベーションプラットフォーム(OIP)が入居している九大新町の研究開発次世代拠点「いとLab+」へ移動し、本学発スタートアップ企業8社からそれぞれの事業の概要について説明を受けられた後、いとLab+及び福岡市産学連携交流センター(FiaS)に入居する3社のラボを見学されました。

 続いて、倉富九州経済連合会会長や大西副理事も交えて、本学発スタートアップ企業8社との昼食懇談会が行われました。懇談では、本学と各スタートアップの関係や九州地域の産学官連携とスタートアップ振興について活発な意見交換が行われたほか、今枝副大臣からは、それぞれのスタートアップのユニークな取組へ強い期待が寄せられるとともに、今後の活躍に対して力強い激励をいただきました。

 その後、病院キャンパスに移動し、赤司副学長・医学研究院長及び中村九州大学病院長から医学研究院及び九州大学病院の概要・取組について説明を受けられ、今後の医師養成の在り方等に関して意見交換が行われました。

 続いて、「手術部」において、中村九州大学病院長らから手術支援ロボット「ダヴィンチ」や、九州大学が民間企業等との共同研究で開発した眼内内視鏡・眼内照明保持ロボット「OQrimo(オクリモ)®」の説明を受けられた後、「生体防御医学研究所」において、大川生体防御医学研究所副所長より高精度病理診断を可能とする空間オミクス研究に関する説明を受けられました。

 全体を通じて今枝副大臣からは、産学連携等を中心とした九州大学の取組に対して大きな期待が示され、本学が様々な分野において、我が国全体をけん引する役割を担うことに対して、力強いメッセージが述べられました。

学生の発表を聴く今枝副大臣

学生と懇談される今枝副大臣

水素エネルギー国際研究センターでの視察の様子

いとLab+でスタートアップから事業概要の説明を受ける様子

九大発スタートアップのラボ見学の様子

昼食懇談会での集合写真

病院キャンパスでの意見交換会の様子

九大病院での視察の様子

手術部での視察の様子

生体防御医学研究所での視察の様子