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CloseUp! 九大 世界基準の研究者マインドを育む
いつも笑顔が絶えない動物生命科学分野 中村研究室の皆さん

九大の高度な教育・研究環境で
総合知を創る未来の研究者を育む

九州大学は、学術研究の将来を担う多様で優秀な研究者を育成するため、さまざまな取り組みを行っています。今回は、そうした取り組みに研究者として参加される一方で、次代の研究者の育成にも尽力されている農学研究院の中村真子教授に話を聞きました。

※この取材は2023年5月に行いました。学年などは取材当時のものです。

米国勤務時代のホームパーティー
米国勤務時代のホームパーティーで。中村教授の帰国後、同僚は皆九州を訪問し再会、現在も連絡を取り合っている

高校生の期待を裏切らない教育・研究を提供したい

文部科学省は、高校と大学の接点を増やし、それぞれの教育をひとつながりに捉える「高大接続」を進めています。

九州大学でも、高校生が大学の授業や研究を体験できる「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(以下、QFC-SP)」を提供しています。九州大学の研究設備を活用した実験・実習を行い、研究室の一員となってリサーチテーマを主体とする個別研究活動を行います。人気が高く、また優秀な高校生が多いため、学生の選抜も一苦労。指導教員として活動されている農学研究院の中村真子教授は、「高校生は、大学に入れば面白いこと・楽しいことが待っていると信じて必死に勉強しています。その期待を裏切らない教育・研究を提供したい」といいます。

米国勤務時代のホームパーティー
米国勤務時代のホームパーティーで。中村教授の帰国後、同僚は皆九州を訪問し再会、現在も連絡を取り合っている

キャリアプランに悩み、背水の陣で「SENTAN-Q」に応募

また、九大は「総合知」の創出に向けて、多様な人材を獲得・育成するため、キャリアの形成支援にも力を入れています。
世界の研究をリードする女性ならびに若手人材の発掘・育成を目的とした「ダイバーシティ・スーパーグローバル教員育成研修(以下、SENTAN-Q)」では、目標レベルに到達した研修生は、原則1年以内に1段階の内部昇格が施されます。中村教授はその一期生です。

SENTAN-Q 1期生のキックオフ
SENTAN-Q 1期生のキックオフ(2020年1月15日)。久保前総長を囲んで前列に研修生、後列に関係者。久保前総長の左隣が中村教授

中村教授は、大学院修了後、米国の研究機関に5年間勤務され、2007年に本学の農学研究院に着任されました。SENTAN-Qは、キャリアを積んでからの挑戦。そこにはどんな思いがあったのでしょうか。
「当時、これからのキャリアについて悩んでいました。大学院時代の同級生たちが教授に昇進する中、自分も機会があれば教授職にチャレンジすべきではないかと考えていたのです。そんなとき、SENTAN-Qの募集があり、背水の陣を敷いて応募しました」

研修中は、小学生の頃の自分に戻ったようだったといいます。「小学生の頃は、負けず嫌いで何でも一番になりたいと思っていました。誰にも遠慮することなく、評価されたい一心で頑張っていたあの時代に戻ったようでした。昨年教授に昇進し、意思決定の場に参加する機会が多くなり、やりがいを感じています。SENTAN-Qの研修内容が今とても役に立っています」

SENTAN-Q 1期生のキックオフ
SENTAN-Q 1期生のキックオフ(2020年1月15日)。久保前総長を囲んで前列に研修生、後列に関係者。久保前総長の左隣が中村教授

研究も研究以外のことも「全てあきらめない、全てやり尽くす」

中村教授は、有精卵を用いて、ニワトリが体を形作る過程や仕組みを明らかにする研究を行っています。特に着目しているのが平滑筋と骨格筋の細胞です。
2021年に食肉生産につながるニワトリを実験モデルとした新たな研究テーマを立ち上げ、大学院生物資源環境科学府にて動物生命科学分野として研究室を発足しました。

国際農業教育・研究推進センターの皆さん
団結力抜群の国際農業教育・研究推進センターの皆さん

また、農学研究院附属の国際農業教育・研究推進センターに所属し、学生の留学やインターンシップをサポートしたり、国際共同研究への参加を推進したりしています。

中村研究室に所属する江頭咲希さんは、今年の8月から12月まで、米国のジョージア大学に交換留学に行く予定です。「留学先では、遺伝子解析の実験手法を学び、中村先生の共同研究者と家畜の肉質について研究します。全く異なるバックグラウンドを持った人たちとラボワークをするので、コミュニケーションスキルも磨けると思います」

中村研究室の学生第一号として研究室を牽引してきた中込睦生さんは、今年9月に英国で開催される鳥類研究学会での発表が決まっています。「コロナ禍の影響で、初めて経験する対面での学会が国際学会となり緊張しますが、しっかり準備をして、何か少しでも持ち帰りたいと思っています。新しい研究室で大変なこともありますが、中村先生のもとで、丁寧かつスピード感を持って研究に取り組めるのはありがたいと思っています」

中村教授は学生に「全てあきらめない、全てやり尽くす」ように指導しています。「研究には全力で取り組んでもらいたいですが、それだけに集中すると上手くいかなかったときに簡単に崩れてしまうかもしれません。部活やアルバイトなど、自分を支えるネットワークが他にあれば、研究につまずいたときも乗り切れる。研究以外のことが上手くいけば、自ずと研究への意欲も高まるものです。キャンパスの中でも外でも自分がやりたいことを追求してほしいと思っています」

国際農業教育・研究推進センターの皆さん
団結力抜群の国際農業教育・研究推進センターの皆さん
生物資源環境科学府修士2年 中込 睦生さん
生物資源環境科学府修士2年 中込 睦生さん
生物資源環境科学府修士1年 江頭 咲希さん
生物資源環境科学府修士1年 江頭 咲希さん

PICK UP

高大接続改革

高校と大学の教育をより密接に連携させることで、多様な学力や能力を評価できる教育制度を目指す取り組み。これにより、大学での研究や将来に役立つ知識・スキル修得が期待される。

ダイバーシティ・スーパーグローバル教員育成研修(SENTAN-Q)

優れた研究業績を持つ女性ならびに若手教員を対象に、世界トップレベルの研究および教育に挑戦する機会を提供。世界に通用する研究教育力を実践的に身に付けることを目的としている。

九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)

次世代の科学技術者を育成するため、九州大学で年間を通して高度で実践的な教育を行い、課題解決能力をさらに伸ばしていくことを目的とする高校生対象の教育プロジェクト。

QFC-SP 特別対談

QFC-SPに参加して、やりたいことが見つかった

国際シンポジウムに参加し、同世代の研究者から刺激をもらう

-中世古さんがQFC-SPに参加された理由をお聞かせください。

中世古 高校は文系のコースでしたので科学にはあまり縁がなかったのですが、高校の先生に勧められ、手にしたパンフレットに中村先生の研究が紹介されていたのです。食料不足の課題に筋細胞研究からアプローチすることに驚き、もっと知りたいという思いが強くなり参加を決めました。

-実際に参加されていかがでしたか。

中世古 コロナ禍でもどかしい思いをすることもありましたが、高校生を対象にした国際シンポジウムでポスター発表をする機会を得ました。同世代のさまざまな分野の研究者に出会い、大変刺激を受けて貴重な経験になりました。

中村 中世古さんはリサーチコース最初の難関である中間発表に力を注いだのですが、残念ながら評価は納得いくものではなく、非常に落ち込んでいました。半年後の最終発表は良いものにしたいと相談されたとき、私はQFC-SPに何を期待して、残り半年をどう過ごしたいか考えてみてほしいと伝えました。すると彼女は、半年間で成果が出るように実験を頑張って、九大の共創学部に進学したいと明確な希望を話してくれました。とても嬉しかったです。

 

文系・理系の分野にとらわれず、気になる研究があれば参加を

-中世古さんは、QFC-SPに参加して心境に変化がありましたか。

中世古 QFC-SPに参加しなければ、共創学部を目指すことはなかったと思います。研究中は培養肉こそが食肉不足を解消する特効薬のようなものと考えていたのですが、国際シンポジウムで培養肉の短所に気付かされました。培養肉の普及には技術の確立だけでなく、消費者心理や条例の整備、畜産業者との市場のバランスなど、さまざまなハードルを乗り越える必要があります。そこで、大学で多くの学問に触れて、食肉不足という世界規模の課題に取り組みたいと考えるようになり、さまざまな分野から課題にアプローチできる共創学部への進学を考えるようになりました。

中村 確かに培養肉の研究は、社会科学的なアプローチも必要ですが私の専門分野ではありません。中世古さんは異分野融合で「総合知」を生みだしてくれる将来の共同研究者候補だと思っています。

中世古 「どんな道に進んでも応援する」と言ってくださる中村先生の存在は大きいです。高校生の皆さんには、QFC-SPへの参加をぜひ、おすすめしたいです。文系・理系の分野にとらわれず、気になる研究があれば参加してください。将来やりたいことを見つけるきっかけになるかもしれません。

研究室で電気泳動の実験中
研究室で電気泳動の実験中
『高校生国際シンポジウム』でポスター発表をする中世古さん
『高校生国際シンポジウム』でポスター発表をする中世古さん

中世古 悠有さん

共創学部1年。2020年7月〜2022年3月まで、QFC-SPのプライマリーコースからリサーチコースまで1年半のプログラムを受講。

研究室で電気泳動の実験中
研究室で電気泳動の実験中
『高校生国際シンポジウム』でポスター発表をする中世古さん
『高校生国際シンポジウム』でポスター発表をする中世古さん

中世古 悠有さん

共創学部1年。2020年7月~2022年3月まで、QFC-SPのプライマリーコースからリサーチコースまで1年半のプログラムを受講。

※本内容は「九大広報127号(令和5年7月発行)」に掲載されたものを一部編集しています。

※本内容は「九大広報127号(令和5年7月発行)」に掲載されたものを一部編集しています。