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2024年5月31日(金)、中国共産党中央対外連絡部の劉建超部長を代表とする訪問団が九州大学伊都キャンパスを表敬訪問されました。
同日午後、カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所に到着した劉部長を、石橋達朗総長が出迎えました。石橋総長から、九州大学には現在1,400人を超える中国人留学生が在籍し、中国と積極的な交流関係が続いていることが紹介され、歓迎の意が表されました。続いて、同研究所の石原達己所長から、再生可能エネルギーを水素やCO2由来の炭化水素に変換する先端的な研究内容や成果、また、同研究所に滞在した中国出身の研究者の帰国後の活躍などについて説明がありました。劉部長は、水素社会実現に向けた取り組みに強い関心を示され、活発な質疑応答が行われました。最後に、石橋総長から博多織のテーブルセンターが贈呈され、劉部長からも返礼として中国の手工芸品である「麦わら絵」の贈呈がありました。
その後、劉部長は中央図書館に足を運ばれ、谷口理事・副学長(附属図書館長)より中央図書館の概要説明を受けられた後、本学医学部の卒業生であり、1955年に本学で講演した20世紀中国文化界を代表する文学者・郭沫若の書「実事求是」も視察されました。続いて、グループ学習室・講習会スペース「きゅうとコモンズ」では、中国出身の留学生や教職員、中国語を学ぶ学生らとの交流会も行われました。劉部長からは両国の人民の架け橋となって欲しいこと、また世界人類がより良い生活を送れるように勉学に励んでもらいたいとの激励の言葉が贈られ、その後、活発な意見交換が行われました。