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令和6年7月26日(金)、安江 伸夫(やすえ のぶお)文部科学大臣政務官が本学を訪れ、本学執行部等との意見交換及び大橋キャンパスの視察をされました。
はじめに、石橋総長ら執行部と本学が展望する「総合知で社会変⾰を牽引する⼤学」の理念に基づいた「Kyushu University VISION2030」の取組等について意⾒交換を⾏いました。
その後、椎木講堂大会議室で博士課程学生への経済支援・キャリア支援を行っている「九州大学 未来を拓く博士人財育成プログラム (K²-SPRING)」、アントレプレナーシップに関する実践的教育・研究を行っている「九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター (QREC)」の概要について説明を受け、学生との意見交換を行いました。
K²-SPRINGの学生は、コース生自身のアイデアに基づく、挑戦的かつ学際融合的な研究について発表を行い、専門分野を超えて他分野の知見を取り入れつつ研究を展開する必要性や、自身の研究成果を社会実装に結び付ける夢ならびに今後の展望について語りました。また、QRECの学生からはQRECでの活動で得た経験や成果の発表と博士課程学生の支援制度と起業における課題等について説明がありました。安江政務官より学生らに対し、丁寧なヒアリングが行われ、有意義な意見交換が行われました。
執行部と懇談いただいた後に、キャンパス近くの産学官共同による研究開発拠点「いとLab+」(いとらぼプラス)へ移動し、拠点に⼊居する本学発スタートアップ企業の株式会社JCCLのラボを視察されました。星野CTO/工学研究院教授よりこれまでの文部科学省等の支援による成果としてJCCLの技術の特徴について説明、謝辞を受けられた後、CO₂固定化の市場形成、活性化についての意見交換、ラボの視察を行いました。
大橋キャンパスへ移動し、尾本芸術工学研究院長のほか、副研究院長らと意見交換を行いました。前身である九州芸術工科大学より受け継いでいる「技術の人間化」といった言葉を大切にした“デザイン”の理念についての説明を受けられ、特徴的な6つのコースについての紹介がありました。
それから、研究施設である多次元デザイン実験棟を見学し、360度パノラマ全周スクリーン映像によるイマーシブ空間を体験されました。
その後、芸術工学府の学生と意見交換を行いました。学生それぞれから研究内容や今後の展望について抱負が語られるとともに、芸術工学府の学習環境の利点として柔軟性、他分野への横断、教員の多様性といった特徴があげられました。
最後に、学生が授業の一環として企画している音場再生技術を用いたコンサート企画のリハーサルを見学され、音場再生技術について実際に体験いただくとともに尾本研究院長と意見交換を行いました。
視察先各所では、活発な質疑応答と意⾒交換が⾏われ、安江政務官から、本学のアントレプレナーシップ教育、産学連携等の取組に⼤きな期待が⽰されました。