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共創学部/SIAG共催「COIL in ISI(Kyoso) & U of Glasgow」のFDを開催!

2024.08.22
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フライヤー

2024(令和6)年8月7日(水)、共創学部とSIAG(Strategic International Advisory Group)の共催により「COIL in ISI and U of Glasgow」と題するFD(Faculty Development/教育改善活動)が伊都ゲストハウスにて開催されました。

COIL(Collaborative Online International Learning)とは、2006年、ニューヨーク州立大学(SUNY)COILセンタ―によって開発された、2か国以上の国の間でオンラインコミュニケーションを用いて教育と学習の両方を実現する教育方法です。共創学部では、2019年から数年にわたるコロナ禍で、必修である交換留学等の海外渡航ができない状況でもオンラインで海外パートナー大学の学生と課題解決型協働学習を実施してきました。現在COILは、国際的な協力関係を強化するための重要なツールとなっています。

このFDの目的は、COILを活発に行っている共創学部の取り組みを全学に展開すること、また、重要なパートナーである英国グラスゴー大学におけるCOILの現状と未来について情報を共有し、九州大学における国際教育と国際連携の多様性と深化をはかることでした。

FDの前半は共創学部におけるCOIL(オンライン・オンサイトのハイブリッド)、後半はグラスゴー大学におけるCOIL(オンサイトのみ)の二部構成で開催されました。前半は、ヨハン・ローレンス教授(九州大学副学長、共創学部副学部長、九州大学外国人教員アドバイザリーグループSIAG長)の挨拶に始まりました。続いて、共創学部のCOILをけん引しているローレンス教授、木實新一教授、およびヴァイス・ダービッド講師が、各々のCOIL事例や知見を共有しました。共創学部事務からもCOIL GuideなどCOIL運営に必要な情報の共有が行われました。後半は、グラスゴー大学のCOIL推進担当のガブリエラ・ロドリコ先生をお招きし、グラスゴー大学の先進的な事例紹介がなされた後、オンラインツールを用いたワークショップが行われました。質疑応答の時間では途切れることなく質問が寄せられ、活発な意見交換がなされました。

参加者約25名からは、「COILに関する具体的な授業案から多様な方法があることなどがわかった」「グラスゴー大学における費用面含む運営方法の詳細がわかり参考になった。」といった高評価の声が多く寄せられました。共創学部では引き続き、国際教育および国際連携に大きく寄与できるCOILの推進に力を注いでいきます。

伊都ゲストハウス多目的ホールにて

ワークショップでさらに理解を深める(中央:Dr.Rodolico)