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本学留学生センターが実施する短期海外派遣・学生交流プログラムであるアジア太平洋カレッジ(College of Asia Pacific、木下博子准教授)は、タイ・チュラロンコン大学において、講義とフィールドワークを統合した学際的短期海外派遣プログラムを実施しました。
2024年8月20日~28日まで、チュラロンコン大学で開講された本プログラム(基幹教育総合科目)は、留学生センターの木下博子准教授とチュラロンコン大学の講師陣が中心となり、タイにおける社会課題やタイ―日本間の政治・社会的紐帯ついて多様な講義や実習、フィールドトリップを通して、問題発見力や解決力を身につけることを目的に行われました。
全編英語の講義では、タイの仏教思想と仏教哲学、仏教文化と政治、タイと日本の政治・社会関係、タイにおけるマイノリティーの表象とメディア等について取り上げ、参加学生は理解を深めながら学びました。またフィールドトリップでは、アユタヤ遺跡や西洋建築様式を取り入れた寺院等を訪問しました。
プログラム終了後、参加学生からは、「今までの人生で1番楽しかった」「タイを離れる時には、また必ずタイに戻りたいと思えたほど、素敵な時間だった」「学科や学年を超えて交流が広がった」「語学力だけでなく、コミュニケーション力や生活力も身についた」など多くの声が寄せられました。
複数の学部、学府から16名が参加し、多様なテーマの講義やフィールドトリップは、参加学生にとって貴重で有意義な時間となりました。今後も本プログラムは、学生の積極性や問題解決能力の涵養を目指していきます。
アジア太平洋カレッジについて
アジア太平洋カレッジ(College of Asia Pacific=CAP)は、日本人学生・外国人学生を対象とした「国際体験型」の短期海外留学・国際協働教育プログラムです。
アジア太平洋地域の⼤学の学⽣と共に、広域アジアの抱える共通課題について、TBL(Team-Based Learning チーム基盤型学習)形式の協働学習を通じて学ぶことで、問題の捉え⽅や、解決策を⾒出す際の発想の違いに触れ、異なる文化・社会的背景をもつ参加者同士の知的交流を促進することを⽬的としています。
さらに、将来的な⻑期の海外留学を視野に、世界の舞台へ踏み出していくきっかけを提供し、グローバル⼈材としてのファーストステップにつなげていくことを目指します。
九州大学アジア太平洋カレッジ担当(国際部留学課)
Mail:cap-isc★jimu.kyushu-u.ac.jp
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