Topics トピックス
令和7年3月25日(火)、初夏の気配が感じられる春の日、本学伊都キャンパスの椎木講堂で令和6年度学位記授与式を挙行しました。
総長告辞
午前中の、学部の学位記授与式では、まず九大フィルハーモニーオーケストラによる祝賀演奏に始まり、石橋総長から12の学部の総代にそれぞれ学位記が授与され、2,548名が卒業しました。
石橋総長は告辞において、卒業生のコロナ禍での入学に触れ、「皆さんは、COVID-19パンデミックの中で大学の学びを修めたという他の世代にはない経験があります。決して明るい話題のあふれる世の中ではありませんが、ただ、「こんな時代に」と、不安に思ったり諦めたりするのではなく、「こんな時代だからこそ」と、大学で培った知識や経験を大いに活用し、世の中のため、人々のために尽くしてください。」と激励の言葉を贈りました。
続いて、卒業生を代表して、工藤のゆりさん(薬学部)が、「一人ができることは僅かかもしれませんが、九州大学で身につけた学問や専門性を磨き続け、それぞれの分野で活かし、多様な立場の人々と協力することで、日本を、世界をより良くしていくことをここに誓います。」と答辞を述べました。
午後からは同会場で大学院の学位記授与式が行われ、修士学位記、専門職学位記、博士学位記が各総代に授与され、2,349名に対して学位が授与されました。石橋総長は告辞において、「皆さんが九州大学で修められた学問と深めた研究は、よりよい世界をつくっていくための皆さんの礎です。10年後、あるいは20年後の自身の姿を思い描き、明確な目標を定めて新たな世界へのスタートを切って下さい。皆さんがそれぞれのフィールドで光り輝き、目標を達成されることを心より期待しています。」とエールを送りました。
続いて、修了生を代表して、佐伯 彩華さん(歯学府)が、「師の背中を追いながら、これからも学び続け、努力を惜しまずに研究の道を歩んでいきたいと思います。そして、今後は自分が周囲の人々を支え、御恩をお返しできるよう精進してまいります。」と答辞を述べました。
学部答辞
大学院答辞