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箱崎キャンパスで小学生を対象としたワークショップを開催

2013.12.13
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   平成25年12月7日(土),本学箱崎キャンパスで,小学生を対象としたワークショップ「貿易ゲーム」を開催しました。今回のワークショップは,東区コミュニティ・ユース事業の一環として実施され,法学部の国際政治学ゼミ(担当教員:大賀哲准教授)の所属学生が主体となって,箱崎小学校・東箱崎小学校の高学年児童と一緒に世界の貧困を疑似体験するため行いました。

 まずは簡単なアイスブレークとして,クイズ形式で世界の貧困問題について学習しました。もしも世界が100人の村だったとしたら,「子どもは何人くらいか?」「字が読めない人は何人くらいか?」「きれいな水が飲めない人は何人くらいか?」などの問題を一問一答形式で小学生に考えてもらいました(写真上)。
 アイスブレークの後に,ワークショップ「貿易ゲーム」を行いました。貿易ゲームとは,グループで協力して「もの」を作って,他のグループと競争することで,世界の「貿易」を体験するゲームです。はさみや定規などを使って画用紙から三角や四角などの「もの」を作りますが,国(グループ)によって与えられている材料が違います。豊かな国にははさみや定規はありますが,画用紙がありません。貧しい国には画用紙はありますが,はさみや定規はありません。このゲームでは画用紙は「資源」を,はさみや定規などの道具は「技術」を表しており,そして,ものを作ることや,その売り買いを通じて,世界の「貿易」のしくみを学ぶことがねらいです(写真中)。

 ゲームが終わった後に,グループごとにゲームをふり返りながら反省会をして,勝因と敗因,どうすれば良かったのかを話し合いました(写真下)。その後は,全体でふり返り,貿易ゲームを世界の国際政治情勢にあてはめて,現実世界の貿易にはどんな問題があるのかを考えました。

 今回のワークショップには30名以上の小学生が参加し, 「貿易をするには他国との協力が大切になると思った」,「世界のしくみや貿易について子どもにはピンとこないけれど,ゲームだと身をもって感じられるのでとてもよかった」,「今いる自分の環境が当たり前だと思っていたが,世界が平等でないということを知るよい機会になった」などの意見があり,今回のワークショップを通じて,世界の貧困を疑似体験する良い機会になったようです。また当日は,ケーブルテレビJ:COMの取材を受け,ワークショップの様子が「まるっと東区」の番組で放映されました。