モビリティを通じて社会の課題を解決したい
共創学部2024年卒業
鉄島 大貴
日本航空株式会社

―どんな大学生活を過ごされましたか?
鉄島 伊都キャンパス周辺は公共交通に限界があり、交通・移動の課題をどうにかしたくて1年次に学生団体「モビラボ」を立ち上げました。学生の力で課題を解決し、新しいモビリティの未来を作ろうと、企業の支援を受けながら自分たちでモビリティサービスを開発したり、バス運行会社にアプリを提供したりしました。また、いろいろな会社の実証実験をサポートする事業では、一部を法人化し起業も経験しました。…というとお堅い感じですが、友達と旅行したり、夜通しトランプしたりと、社会活動も遊びも全力で楽しみました。
―大学ではどのような研究をされていましたか?
鉄島 「地方都市における公共交通手段としてのマイクロモビリティシェアリング」をテーマに、バス減便の代替手段として小型モビリティシェアを取り入れるケースなどについて研究し論文にまとめました。
―今の会社を志望した理由は何ですか?
鉄島 大学では地上を対象にしましたが、今後は空飛ぶクルマなどの登場により空の領域も交通網の一部になると考え、航空業界を志望しました。飛行機が好きで、航空会社の華やかなイメージに惹かれた部分もあります。
―現在の仕事や今後の展望を教えてください。
鉄島 希望の部署に配属され、奄美大島の離島に大型物流ドローンで物資を運ぶ事業の担当として、現地の方々と議論したり、子ども向けにドローンイベントを開催したりしています。日本航空では、長年培ってきた空のノウハウを生かして、ドローンや空飛ぶクルマが飛び交う低高度空域を空のインフラにするため、運航・安全・事業の最適化を支援するDXプラットフォームの構築に挑戦しています。既存の飛行機も含めた将来の空の交通のあり方を考えるのはやりがいがあります。
―将来の目標はありますか?
鉄島 モビラボの延長のように今でも学生時代の仲間とよく話をします。仕事に関わらずライフワークとして、モビリティで地域や社会課題を解決できる事例を生み出していきたいです。
―九州大学を目指す受験生や在校生にメッセージを。
鉄島 何かに思い切り没頭できる環境はすごく貴重だったと、実感しています。 おもしろいことをやっている優秀な人たちに刺激を受けつつ、のびのびと過ごせた大学生活は非常に尊いものでした。皆さんも伊都キャンパスの環境をネガティブに捉えず、前向きに楽しんでほしいです。また、九大には地域を良くしていこうと考え行動する学生がたくさんいます。そんな文化や営みがこれからも続いていくことを願っています。

聞き手:篠田 実希 共創学部4年
学生時代取り組まれてきたモビリティ分野に、卒業後も一貫して社会実装に向けて挑戦されている点に感銘を受けました。物資運搬ドローンという新たなイノベーションが、今後の生活をどのように変えるのか非常に興味深いと感じました。
※本内容は「九大広報133号(令和8年7月発行)」に掲載されています。学年などは当時のものです。