
公園や緑地づくりを通して、福岡をより豊かにしたい
農学部2016年卒業
生物資源環境科学府2018年修了
岡田 鈴実
福岡市役所 住宅都市みどり局
みどり推進部
―大学ではどのような研究をされていましたか?
岡田 造林学研究室でスギの伸長成長に光や気温がどのように影響するかを研究していました。箱崎キャンパスの苗畑や温室でスギを観察し、世界の樹木・植物に関する論文を読むのもおもしろかったです。研究室の先生や同世代の人たちと今でも集まることがあり、仕事のつながりもあります。
―どんな大学生活を過ごされましたか?
岡田 中学・高校は吹奏楽部で打楽器を担当し、大学では新しい楽器やジャンルに挑戦したくてバンドサークルに入りました。様々なメンバーとバンドを組み、ドラムやベースを担当して九大祭に出演したことが一番の思い出です。ロックやポップなど幅広いジャンルで、洋楽・邦楽に加え、オリジナル曲も演奏しました。また、多様なバイトを通して、いろいろな世界を覗けたのも良かったです。
―今の仕事を志望した理由は何ですか?
岡田 私は福岡市で生まれ育ち、身近にある豊かな緑を通して四季を感じたり癒やされたりしてきました。そこで農学部で植物について学ぶことに。卒業後は福岡市の緑を守り、さらに良くする仕事に携わりたくて、福岡市の造園職を志望しました。
―現在の仕事や今後の展望を教えてください。
岡田 今は公園や緑地の設計・整備をする部署にいます。主に幅広い年代の地域の方に愛される、身近な公園を担当していて、天神北にある須崎公園の再整備のような大きなプロジェクトに携わることもあります。地元の皆さんから意見をいただくワークショップを行うこともあり、公園が完成した後、「いい公園になった」「みんなが喜んでいる」などと言ってもらえるとうれしいです。これからも専門知識を深めつつ、まちの個性を大切にしながら、まちがより豊かになるような仕事をしていきたいです。
―休日は何をしていますか?
岡田 軽い登山が好きで、宗像市の城山などに登ります。山を歩くと季節を感じ、その時期だけ咲く花に出会えるのも楽しみです。今はベランダでローズマリーやディルなどのハーブを育てています。生長を見られることや、料理に使えることが魅力です。
―九州大学を目指す受験生や在校生にメッセージを。
岡田 九大には多様な学部の人がいて出会いに恵まれた大学生活でした。様々な分野の人と自由に交流できる大学時代は貴重なので、皆さんにも在学中は多くの人と交流し、のびのび過ごしてほしいです。地域に関わる仕事に関心のある方には、福岡市役所のような自治体の仕事も進路の選択肢に加えてもらえたらうれしいです。

聞き手:中山 良哉 生物資源環境科学府 森林政策学研究室 修士1年
今回お話を伺い、福岡市の暮らしやすさは岡田さんのような方々の仕事によって支えられているのだと実感しました。また、学生のうちはなかなか気づけない九州大学の魅力についてもお話しいただき、残りの学生生活をより大切に過ごしたいと感じました。
※本内容は「九大広報133号(令和8年7月発行)」に掲載されています。学年などは当時のものです。