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福岡-釜山フォーラム第8回福岡会議を開催

2013.09.18
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 平成25年9月6日(金),7日(土)の両日,福岡市と韓国・釜山広域市の産学界リーダーが日韓海峡圏の未来を考える「福岡-釜山フォーラム」(福岡側代表世話人・石原進JR九州会長)の第8回会合が福岡市中央区において開催されました。
今回の会合では,松井貞文在釜山日本国総領事館総領事及び朴鎭雄駐(パク・ジンウン)福岡大韓民国総領事をゲストに迎え,全体テーマの「激動する東アジア情勢の中で,今,福岡・釜山が果たすべき役割は何か」に沿って,首脳会談の開催が滞るなど日韓関係が冷え込む中で,メディア交流や経済振興等について論議し,海峡を挟んで民間交流が進む両市が政府間関係の改善に向けて果たす役割を探りました。
 福岡-釜山フォーラムは,平成18(2006)年に,提言機関として発足したもので,両市の企業やマスコミ,大学などのトップ計25人で構成し,年1回,両市を交互に行き来して開催されています。
 今回の会合には,6日に藤木理事・副学長が,7日に有川総長が出席し,6日には,木村福成慶應義塾大学教授が「新たな国際分業と日韓経済関係」と題して基調講演を行った後,メディア交流や経済振興について意見交換が行われ,藤木理事から,九大OBで韓国与党の閔丙珠(ミン・ビョンジュ)国会議員の紹介,日韓文化交流基金の支援を受け8月に実施した日韓海峡圏カレッジの報告,安倍内閣におけるグローバル戦略等について発表がありました。
 7日には,経済振興について引き続き意見交換が行われた後,有川総長から,近年の国立大学を取り巻く国内外の情勢,本フォーラムが提唱して設立された「福岡・釜山大学間コンソーシアム」の5年間の期間延長と両市の企業によるインターンシップの機会提供並びに産学連携の推進,本学における水素エネルギーの研究や九大学術研究都市の発展等について発表がありました。


【写真】
(上)有川総長の発表を聞くフォーラムメンバー

(中)本学の取り組み等について発表する有川総長

(下)松原韓国研究センター長(中央)の通訳で釜山大学校・金総長(左)と談笑する藤木理事・副学長(右)