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平成23年12月4日(日),博多湾沖合約650メートルに,風レンズ風車2基,太陽光発電パネル等を設置した幅18メートルの浮体が設置され,浮体型複合洋上発電の実証実験がスタートしました。
九州大学には,環境省委託事業:地球温暖化対策技術開発事業「風レンズを核とする革新的中型・小型風車システムの導入に関する技術開発」(研究代表者:九州大学応用力学研究所 大屋裕二教授)が委託されており,その研究プロジェクトの一環として風力発電の洋上展開を図るため,「博多湾における浮体式海上風力発電の実証実験」を展開することになりました。
11月30日の浮体進水後,風レンズ風車,太陽光パネルや制御装置等の設置を終えた直径18メートル,重さ約140トンの六角形の浮体は,12月4日午前9時に曳航船に曳かれ,東区のアイランドシティを出発し,係留場所である博多湾の沖合約650メートルの地点に向かいました。研究代表者であり,風力発電を担当する大屋教授,海上浮体を担当する大学院総合理工学研究院の経塚雄策教授が見守る中,アンカーによる係留作業は順調に進み,昼過ぎには直径3.4メートル,出力3キロワットの風レンズ風車2基が立ち上がり,九大発,世界初となる浮体型複合洋上発電の実証実験がスタートしました。
本プロジェクトに関する詳細は応用力学研究所 新エネルギー力学部門 風工学分野 特設サイトをご覧ください
【写真】 (上)設置が完了した浮体
(広報室) |