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大学所蔵の史資料をテーマとしたシンポジウム開催

2009.12.16
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 平成21年12月12日(土),中央図書館視聴覚ホールにて,「九州大学所蔵の 史資料 ―過去・現在・未来―」をテーマとしたシンポジウムが開催されました。
 このシンポジウムは,80年以上にわたって文学部に事務局を置く九州史学会と,「法文学部85周年/文学部60周年記念事業」(「はごろもプロジェクト」)の共催,附属図書館の後援のもとに,本学所蔵の史資料という観点から,大学における研究・教育の歴史と意義,資料保存に関わる諸問題,文化財の社会的価値や社会貢献などの課題について考えようという企画です。

 

 シンポジウムの前半では考古学,檜垣文庫,古文書,漢籍という四つの領域から5名の研究者による報告が行われました。後半ではまず,美術館学芸員の経験を有する研究者から大学における資料保存についてのコメントがあり,その後,参加者と報告者との活発な意見交換が行われました。

 また,12月10日(木)―13日(日)にかけては,中央図書館特設展示場において,関連展示会も同時開催されました。

 

 本学に所蔵されている貴重な史資料を再確認することで,本学の研究や教育の伝統を再考するとともに,それらの利用や管理についての議論を深めることで,法人化後の大学における人文学の意義や社会的使命,新キャンパスでの新しい図書館,博物館,文書館等のあり方などを考える良い機会となりました。


【写真】
(上)シンポジウムの様子
(中)報告者との意見交換
(下)展示会の様子

 

 

(広報室)