九州大学・北海道大学合同活動報告会を開催
2008.12.18
トピックス
平成20年12月10日(水),都内の都市センターホテルにおいて,「九州大学・北海道大学合同活動報告会」を開催しました。この報告会は,日本の北と南に位置し,先端的な教育研究活動を展開している両大学の姿を広く社会にご理解いただくことを目的として開催しているものです。 4回目となる今回は,地球的規模の課題である環境問題にフォーカスし,「Ecology Innovation 北から南から環境問題を考える」をメインテーマとして開催し,当日は200名を超える参加がありました。 開会にあたり,両大学の総長から挨拶があり,続いて倉持隆雄文部科学省大臣官房審議官(研究振興局担当)から「この取組は,南と北のリーディングユニバーシティが,その活動を広く社会に伝えようとするもので,喜ばしい。」旨の,磯田文雄文部科学省研究振興局長からのメッセージが紹介されました。 引き続き,活動報告として,両大学の理事(研究担当)・副学長からの,それぞれ研究活動を中心とした近年の取組についての紹介を皮切りに,最先端研究紹介として,本学の山木準一教授(総合理工学府)から「リチウムイオン電池の安全性」,北大の福岡 淳教授(触媒化学研究センター)から「触媒による非食料バイオマスからの燃料・化学品合成」と題して,研究成果の発表がありました。 また,本学の永島英夫教授(先導物質化学研究所)をコーディネーター及び本学の島谷幸宏教授(工学研究院)と北大の大崎 満教授(農学研究院)をパネリストとして,「環境問題への新たなる挑戦」をテーマにパネルディスカッションを行い,活発な討論が行われました。 さらに,基調講演として,環境問題に関する第一人者であり,中央環境審議会会長でもある放送大学の鈴木基之教授から,「持続可能な社会に向けて」と題して講演をいただくとともに,「次世代・次々世代に誇れる対応を是非とも大学で」とのメッセージをいただきました。 報告会の締めくくりとして,岡部正彦九州大学東京同窓会会長(日本通運(株)代表取締役会長)及び石川裕一北海道大学東京同窓会副理事長(ジョンソンコントロールズ(株)取締役)から,両大学に対する熱いメッセージをいただき,盛会のうちに終了しました。 報告会終了後は,交流会が開催され,本学梶山千里前総長の挨拶の後,両大学の関係者,同窓生が交流を深めました。
なお,今後は,九大・北大による次の合同セミナーを予定しています。
第2回「九大・北大合同フロンティアセミナー」
日時:平成20年2月13日(金)17:30~
場所:東京ミッドタウン カンファレンス Room9
ミッドタウンタワー 4階 (東京都港区赤坂9-7-1) ※場所が変更となっていますので、ご注意ください
【写真】 (上)基調講演の放送大学鈴木基之教授。 (中)九州大学にエールを送る岡部正彦九州大学東京同窓会会長。 (下)200名以上の参加者があった会場の様子。
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