平成20年7月5日(土),梅雨明けとも感じられる猛暑の中,男子学生寮「田島寮」の寮祭の『樽神輿(たるみこし)』が盛大に開催されました。 『樽神輿』は,寮の各棟に分かれ,赤・青・黄色のふんどし姿の1年生,総勢100人が約800kg の3台の神輿を担ぎ,沿道の市民,先導する袴姿の2年生,水かけを担当する寮生OBからの声援を受け,中央区須崎公園から「田島寮」まで行進するという伝統行事。今回で52回目を数えますが,六本松キャンパスの移転に伴い事実上最後の『樽神輿』となりました。そのため,約50名ものOBの方々も,神輿に参加されました。 中央区須崎公園を出発し,天神の繁華街を抜け,六本松キャンパス玄関前で「寮歌斉唱」や「音頭とり」などを行った後,「田島寮」にて寮祭のフィナーレを迎えました。 最後とあってか「わっしょい!」のかけ声にも力が入り,声をからす寮生が数多くいました。また,神輿の先導にはゴミ袋を持って,公道のゴミを拾う寮生の姿も。九大生として恥じない行動も寮生達は心がけていました。 先導してくださった警察官の方々,ご協力くださった歩行者・運転手の皆様,バケツに水を準備して待っていてくださった沿道の皆様,どうもありがとうございました。
【用語解説】 「音頭とり」- 寮長などを中心にして,それにしがみついた1年生10数人を2年生が順次引き離していき,最後までしがみついている者が寮歌斉唱などの掛け声を発声できる権利を得るもの。
【写真】 (上)「わっしょい!わっしょい!」のかけ声で『樽神輿』を担ぎ行進する寮生達。 (下)「音頭とり」で,寮長にしがみついた寮生を順次引き離していく様子。
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