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昭和43年(1968年)に発生した油症は、人類が経口によりPCB類やダイオキシン類を摂取したことによって生じた世界でも希有な複合中毒で、発生から40年を経た今も、多くの方々が倦怠感や皮膚症状などに悩まされています。 「油症ダイオキシン研究診療センター」は、その診療、新たな治療法の開発、油症そのものの解明などを目的に、古江増隆医学研究院教授をセンター長として九州大学病院に設置されました。今後、全国油症治療研究班や長崎大学、患者さんのかかりつけ病院などと連携して、治療や研究を進めていきます。 式典では、久保千春九州大学病院長の式辞、梶山千里九州大学総長の挨拶に続き、坂口力元厚生労働大臣、永山賀久文部科学省国立大学法人支援課長、松田將厚生労働省食品安全部企画情報課長、麻生渡福岡県知事(武居副知事代読)が祝辞を述べました。また、福岡県、長崎県の関係者、式典に出席した患者の方々が紹介されました。 【写真】 (上)祝辞を述べる坂口元厚生労働大臣 (下)記者会見で説明する久保病院長(右)と古江センター長 |