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このロボットは、橋爪誠教授(救命救急センター長)を中心とする九州大学病院の研究グループと、福岡県工業技術センター、(財)福岡県産業・科学技術振興財団(ふくおかIST)、株式会社テムザック、早稲田大学が平成16年度からNEDOの資金援助を得て共同で開発しました。日本の、特に遠隔地での医師不足や、心肺停止状態からの社会復帰率が欧米に比べて低いことなどを背景に、遠隔地医療の充実や救急車が到着するまでの応急手当の支援を目的に作られたものです。 ロボットは椅子状になっており、そこに座った患者さんの映像や、指先から自動測定した血圧や心拍数、酸素飽和度、心電図などを、専門医のいる病院へデータ送信するとともに、遠隔操作で応急手当の支援や患者さんの搬送も行うことができるというもの。実際にロボットに腰掛けた麻生知事は、「電動でなく車いすにしてもいいだろう。救急医療は患者さんの病状を迅速かつ適確に判断して行うことが大事。その意味でも期待したい」と話していました。 【写真】 (上)病院長室で説明を受ける麻生知事一行。 (下)(左から)ロボットに座って診断を受ける麻生知事と、橋爪教授、水田祥代(すいた・さちよ)病院長。 |