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九州大学病院小児医療センター グッドデザイン特別賞を受賞

2006.11.07
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水田病院長(左)、梶山総長(中央)、佐藤優教授
小児医療センター
 平成18年4月にオープンした「九州大学病院第Ⅱ期棟の小児医療センター」が、(財)日本産業デザイン振興会2006年度グッドデザイン特別賞を受賞しました。 病院という機能が優先されがちな場所に、徹底して患者さん(子供さん)の立場に立つことによって、あたたかさや、楽しさを持ち込みました。壁、サインなどを絵本と結びつけることによって、看護師と子供さんとの新しいコミュニケーションの可能性を切り開いたことが評価されたものです。

 水田祥代病院長は、「患者さんに優しい病院、子供さんの負荷を軽減することを課題にデザインしたのがよかった。この受賞を励みに、患者さんに優しい病院を目指して頑張りたい」と話していました。

 今回受賞した小児医療センターのサイン計画は、九州大学芸術工学研究院の佐藤 優教授を中心としたユーザーサイエンス機構がプロデュースしたもので「森のお医者さん」というコンセプトで病院と絵本が一体化したような新しい表現を展開し、楽しく親しみやすい中にも確かな信頼を感じさせています。

 グッドデザイン賞は、(財)日本産業デザイン振興会が主催するわが国唯一の総合的デザイン評価・推奨システムとして、国内外から注目を集めています。今回のサイン計画は、「福祉的な視点に配慮し、広範な使用者による使用を可能とした商品及び施設等のうち特に優れている」と認められ、2,918件の応募の中から特別賞として「ユニバーサルデザイン賞(経済産業大臣賞)」に選ばれました。


写真上:梶山総長(中央)と記念撮影
     水田病院長(左)、佐藤優教授(右)
写真下:病院小児医療センター診察室入口(左)及び待合室(右)