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持続可能な社会のための決断科学センターと長崎県対馬市が協力協定を締結

2015.02.12
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 平成27年2月4日(水),対馬市役所にて,持続可能な社会のための決断科学センターと長崎県対馬市が,同市が進める域学連携事業に基づいたまちづくりや地域の課題解決に関する協力協定の調印式を行いました。この協定は,両者の連携による実践プロジェクトの推進,学生と教員の参加を通した地域社会の振興と教育・研究の活性化に寄与することを目的として締結したものです。調印式には,対馬市から財部能成市長,持続可能な社会のための決断科学センターからは矢原徹一センター長らが出席しました。
 協定締結後,矢原センター長は「対馬市は国境離島であり,国内における地域が抱える様々な課題を有している。学生にとって良い経験ができる現場であり,また,学生が現場での体験をもとにアイデアを提供することで対馬市の発展に貢献できればと思っている」と述べました。また,財部市長は「九州大学と連携していくことで,市が取り組む地域振興に対し市民一人一人の意識が変わっていくことに繋がることを期待している。学生には,日本の縮図と言われる対馬市をフィールドとして,自分自身を高め成長していって欲しい」と語りました。
 調印式後は,引き続き学生による「持続可能な社会を拓く決断科学大学院プログラム」の活動紹介,財部市長と学生との意見交換会が行われ,対馬市の政策内容や市長のリーダーシップについて活発な意見交換が行われました。
 今回の協定を機に,決断科学大学院プログラムの学生は,対馬市が取り組む事業への参加を通して市長やその事業に関わる関係者と交流する機会を持ち,地域の課題解決のための実践,教育,研究を総合的に行うことができるようになります。

【写真】
(上)財部対馬市長への表敬訪問の様子
(中)協定書を取り交わす財部対馬市長(左)と矢原センター長(右)
(下)財部市長と学生との意見交換会の様子