About 九州大学について

九州大学安全の日

 九州大学は、平成28年9月6日に屋久島において、本学の授業の実施期間中に本学学生が亡くなる水難事故が発生したことを受け、事故の記憶を風化させることなく、教育研究活動における安全の確保、安全教育の充実、事故災害の発生防止、及び安全意識の向上を図るため、10月1日を「九州大学安全の日」として定めました。
 本学は、亡くなられた学生に謹んで哀悼の意を表し、このような事故を二度と繰り返さないように、事故防止に向けた取組や安全教育・安全管理の向上に努めます。
 また、事故防止のためには、教職員・学生のみなさん一人ひとりが、安全についての意識と自覚を持って学業や研究に取り組むことが不可欠です。特に、体験型教育研究活動等を行う全ての教職員と学生においては、本学ホームページに記載する「教育における安全の指針~野外活動編~」や部局で定める安全の手引などを熟読し、活動前の必要な準備、活動中の注意事項、万一事故にあった場合の対応等について十分認識した上で、活動を行うようにしてください。

「九州大学安全の日について」【学内限定】

「教育における安全の指針」

九州大学総長
石橋 達朗

「九州大学安全の日」講演会

 本学では、安全の日の取組みの一環として、学生および教職員の事故防止および安全意識の向上に努めることを目的に、毎年、安全管理および安全教育に関する講演会を開催しています。

〔令和5年度「九州大学安全の日」講演会〕

開催日時 講演題目
令和5年9月26日

○教育・研究現場で活きる実効的な環境安全
 東京大学 環境安全研究センター 辻 佳子 センター長/教授
○教育における安全の指針:野外活動編 ~水域での実習を行う現場から~
 九州大学 大学院農学研究院 鬼倉 徳雄 教授
○九州大学における事件、事故の状況
 九州大学 西田 憲史 理事(安全衛生、危機管理担当)・事務局長

〔過去の「九州大学安全の日」講演会〕

開催日時 講演題目
令和4年9月13日

○事故から学ぶ大学の安全~研究や実験中の事故に関する安全確保~
○授業実施における安全管理
○九州大学における事件、事故の状況

令和3年9月30日

○交通事故を未然に防ぐためにできること
○事故パターンと事故未然防止について
○九州大学の事故等の現状について(平成30年度~令和2年度)

令和2年9月15日 ○感染症への対策(新型コロナウイルス感染症を中心に)
令和元年10月24日

○スポーツ現場における緊急対応の考え方
 ~Emergency Action Planの実践~
○災害(事故)時の救命・救急の在り方

平成30年10月18日

○課外活動における安全管理を考える-大切な仲間を守るために-
○九州大学における事故等の現状と対策

平成29年10月19日

○大学及び教職員に求められる安全管理
○教育における野外活動の安全管理について

モニュメント「安全の誓い」
 本学は、事故につながった安全管理の不備を深く反省し、このような事故を二度と起こさぬよう、安全教育の充実と安全管理の徹底に向け不断に努力することを誓い、伊都キャンパス イースト1、2号館テラス内に、平成29年10月にモニュメント「安全の誓い」を設置しました。