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About 九州大学について
本日、九州大学の修士、専門職、博士課程の学位を授与された皆さん、おめでとうございます。修士課程1,801名、専門職学位課程112名、博士課程372名の計2,285名にそれぞれの学位が授与されました。またこの間、皆さんの学びと研究と生活を支え、励ましてこられたご家族、友人、関係者の方々にも九州大学の教職員一同、心からお祝い申し上げます。
皆さんは学問への探究に魅せられ、また自身の成長のために、自分の人生のなかで「学び」に集中し深める期間である大学院での学び、研究を選択されました。そして、研究生活の中で学問を深め、新しい思考を導き出し、論文に仕上げられました。「知」と深くかかわり、向き合う歳月を経て、本日を迎えられたことと思います。今振り返って充実した日々だったでしょうか。大きな達成感に包まれておられるだろうと思います。
大学院は大学が学術の中心であることを体現するものであり、現在のように答えのない時代を生きていくための私たちの基礎を完成させてくれる場所です。九州大学は1911年の創立当初より大学院が設置されており、今日まで115年間、研究と教育の歴史を紡いできました。この歴史は、創立当初から本学で学んだ一人一人の研究と学びで紡がれています。皆さんの歩みも、今日ここに九州大学の歴史として刻まれます。
今年度、学位を取得された皆さんの中にはその大学院生活の中で、COVID-19パンデミックによる多くの制約を受け、今までにない苦労をされた方もおられると思い、大変なことだったと感じています。また、ロシアのウクライナ侵攻に始まり、ガザの戦闘、地震、気候変動による様々な自然災害、さらには今年2月28日に始まった米国・イスラエルのイラン攻撃と世界は不安定で不確実さを増し、私たちの日々の生活にも影響を与えています。このような中でも、挫けることなく学位論文を仕上げ、学位を取得されたことを誇りに思ってください。皆さんの努力に心から敬意を表します。
九州大学で学び培った学問とその専門性、そしてそれを活かす能力は、皆さんのかけがえのない財産になり、人生を切り拓く鍵となります。今後、新しい社会環境、生活環境の中で始める次の活躍の場で、自身が学んだことを確実に活かし、社会に役立ててください。
昨年11月、坂口志文博士が「制御性T細胞の発見とその重要性を世界で初めて解き明かされたこと」でノーベル生理学・医学賞を、北川進博士が「多孔性金属錯体(MOF)の設計と開発」でノーベル化学賞を受賞されました。日本の科学者が同時に二つのノーベル賞を受賞されたことは、私たち研究者、そして研究を志す皆さんをはじめ日本全体に大きな喜びと希望と期待をもたらすニュースでした。坂口、北川両先生にはいくつもの共通点があります。同じ学年で京都大学に進学されたこと、その研究生活は決して順風満帆ではなく、苦難の時期もあったこと、そしてノーベル賞を取った研究が常識を覆した衝撃の発見であったことなどです。両先生は恵まれなかった研究環境のなかでも興味を持続し、辛抱強く努力を重ねる大切さを語っておられます。そして、この日本の高い基礎研究力を維持するために確実な支援が必要なことを訴えておられます。本学においても、基礎研究を大切に育てていかねばと深く思いました。
九州大学は、2030年に向けて「Kyushu University VISION 2030」を策定し、「総合知で社会変革を牽引する大学」を目指して、様々な新しい取り組みを続け、新たな研究を生み出し、教育を進化させる原動力としています。昨年、本学工学研究院の安達千波矢主幹教授が、日本の科学技術分野で最も権威ある賞の一つである「江崎玲於奈賞」を受賞されました。本学としても、とても誇らしいことで、先生の功績に深く敬意を表します。安達先生は国内外の多くの研究者や学生と共に、長年、有機EL(エレクトロルミネッセンス)の新材料の開発からデバイス開発に取り組まれ、その研究成果を活用するスタートアップ企業を設立し、基礎研究から生まれた成果を社会に実装することを自ら実現しておられます。まさに「総合知で社会を牽引する」ことを実行してくださったと思っています。
皆さんの中には、引き続き、九州大学をはじめとした大学というフィールドの中で、さらに研究を深めていく方もおられると思います。また、企業など新たなフィールドでこれまでの研究成果を社会とつなぎ、社会的課題の解決に向き合っていく方もおられると思います。皆さんが九州大学で修められた学問と深めた研究は、よりよい世界をつくっていくための皆さんの礎です。10年後、あるいは20年後の自身の姿を思い描き、明確な目標を定めて新たな世界へのスタートを切って下さい。皆さんがそれぞれのフィールドで光り輝き、目標を達成されることを心より期待しています。
大学以外のフィールドに踏み出していく皆さん、改めて大学で学び直したいと思った時、新たな目標に挑戦したいと考えた時には、ぜひ九州大学に戻ってきてください。再び一緒に学びを進めましょう。
本学の卒業生である中村哲先生が取り組まれていたアフガニスタンでの医療と灌漑事業は、現地のPMSとペシャワール会の支援で、中村哲先生の遺志を継いだアフガニスタンの人々自身の手で続けられています。昨年ジャララバード市に「中村哲記念ハンセン病センター」が開所しました。現地の人々が自らの力で未来を切り拓くという中村先生が思い描いておられた未来がそこにあります。中村先生と長年活動を共にしてこられた本学の卒業生であり、PMS総院長である村上優先生とペシャワール会により、中村先生の揺るぎない思いが継続していることに頭が下がります。先生が亡くなったことは本当に残念なことですが、先生の生き方、そして多くの著書の中に紡がれた言葉は、今も私たち後輩に大切なことを伝えています。
今日、皆さんは、大学院で学んだことを生かして未来を切り拓き、社会に役立つ人になろうと大きな希望を持っておられることと思います。この不確実な世の中に、人生の新しい一歩を踏み出すことを、「こんな時代に」と思うのではなく、「こんな時代だからこそ」ということを一つの力にして、地球社会の一員、国際社会の一員であるという自覚をもって、新しいそれぞれの活躍の場への一歩を踏み出して下さい。
皆さんの希望ある未来を信じ、健闘を祈ります。本日はおめでとうございます。
2026年3月25日
九州大学総長 石橋 達朗