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About 九州大学について
本日、新たに2,686名の学生を九州大学に迎えることになりました。皆さんを心から歓迎いたします。厳しい競争を勝ち抜き九州大学に合格し、入学された皆さんに心からお祝いを申し上げます。また、これまで、小学校、中学校、高等学校を通じて、あるいは、受験生としての皆さんを物心両面から支援していただいたご家族の皆様、関係者の皆様にも、お祝いを申し上げます。
本日は、特別に、国立台湾大学のSi-Chen Lee(リー スーチェン)総長に、ご多用中ご臨席を賜り、ご祝辞をいただくことになっております。九州大学を代表しまして厚く御礼を申し上げます。
最初に、皆さんにお伝えしたいことがあります。それは、私のこれまでの九州大学における教育指導の経験に基づいていることですが、実は、皆さんは、ほとんど例外なく、自分が今思っているよりはるかに高い能力を持っているということです。皆さんは未だそのことに気付いていないだけなのです。これから九州大学の先生たちは、授業やゼミ等を通じて、皆さんのそうした高い能力を引き出し、そのことに気付いてもらう教育を行ってくれるはずです。皆さんは、これまで育んでもらった方々への感謝の気持ちを忘れずに、現状に安住することなく、常に高い志をもって、社会の各界におけるリーダーになることを目指して、その素晴らしい能力を開花させて欲しいと思います。
さて、皆さんは、いくつかの面で歴史的な節目に入学したことになります。その1番目は、九州大学は、2年後に創設百周年を迎えるということです。皆さんは、この記念すべき出来事に立ち会うことになります。100年の歴史に誇りを持ち、同時に、自分たちが、次の100年に向けて、新たな歴史を築いていくという気概を持って努力してください。100年の歴史は偉大です。しかし、皆さんの可能性は、それを凌駕し得る、と思います。
九州大学は、1911年1月に九州帝国大学としてスタートしました。この時、工科大学が設置され、同年四月には、これより8年前の1903年に京都帝国大学福岡医科大学として活動していた医科大学も九州帝国大学医科大学となりました。こうして、医科大学と工科大学をもった、東京、京都、東北に次ぐ四番目の帝国大学としての活動を開始しました。
学部を中心に歴史を振り返りますと、1919年(大正8年)には農学部、1924年(大正13年)に法文学部、そして1939年(昭和14年)に理学部が設置され、人文社会、理工農医の学部を持つ総合大学としての九州大学の形が整います。その後、戦後の教育改革によって、1947年(昭和22年)に九州帝国大学は九州大学に改称されました。1949年(昭和24年)に法学部、経済学部、文学部、教育学部が、1964年(昭和39年)に薬学部が、1967年(昭和42年)に歯学部が設置されています。また、1968年(昭和43年)には、2003年(平成15年)に九州大学と統合して、芸術工学部となる九州芸術工科大学が設置されています。そして、2004年には、法人化して、国立大学法人九州大学となり、現在に至っています。
現在では、11の学部と17の大学院学府、4専門職大学院、16研究院、3附置研究所、1大学病院を擁する我が国屈指の基幹総合大学として、高度の教育・研究と診療活動を展開し、社会の発展に寄与し続けています。今年度から、17番目の大学院学府として、統合新領域学府がスタートしました。
歴史的ということの2番目は、皆さんは、伊都キャンパスで全学教育を受講する最初の学生であるということです。九州大学は、2005年(平成17年)10月に工学系の半分が移転し、翌年度中に残りの工学系とシステム情報科学系が移転を完了しました。そして、昨年度末には六本松キャンパスが移転して、いよいよ新入生の皆さんを迎えることになりました。
本年10月には、数学系も伊都に集結します。伊都キャンパスは、学生教職員併せて約12,000人が学び、研究し、働く、九州大学で最大のキャンパスとなりました。九州大学の創設の時期を除き、初めて、工学系とシステム情報科学系、数学系では、大学入学時から卒業時まで、そして大学院修了まで、同じキャンパスで学習し、教育を受け、研究できることになります。皆さんの先輩たちの勉強や研究、先生方の研究などに直に接しながら、勉強ができることになります。こうした一貫教育は、伊都新キャンパスへの統合移転の重要な目的でもありました。
学部における専攻教育を箱崎や大橋、馬出キャンパスで受講する学生も含めて、全学の学生が全学教育を同じ伊都キャンパスで受講するわけです。この1年半、あるいは2年の間、できるだけ多くの異分野の学生との交流に努めてほしいと思います。また、生態系の保持や自然環境に配慮したキャンパスで、最先端の科学技術の実証実験の場としてのキャンパスの機能も十分に楽しんでいただき、整備が進む伊都キャンパスの状況もしっかり観察し、皆さんの記憶に留めておいてください。
歴史的ということの3番目は、世界的経済混乱の真っ只中にあるということです。現在は、100年に一度の世界的経済危機にあると言われています。市場経済の危機が実体経済にまで瞬く間に世界規模で伝搬してしまいました。雇用の問題も世界中で起こっています。エネルギーや環境に関する深刻な問題にも直面しています。日本では、社会保険や国民年金の問題もあります。こうした課題が山積した厳しい状況の中で、皆さんの大学における勉学が始まります。常に、こうした課題を共有し、解決策を意識して、勉学に取り組んでほしいと思います。危機の回避や課題の解決にどれ程の期間が必要か予測し難いところがありますが、日本や国際社会の英知と懸命の努力によって、こうした課題は、皆さんが卒業するころまでには、解決の目処が立っているものと思います。しかし、その時の、社会の情勢は劇的に変化していて、卒業生としての皆さんに対する期待や要請も大きく変わり、確かな学力が求められる厳しいものになっていると思います。主体性をもって能動的に深く広く学び、同時に、社会性を涵養しておく必要があります。
この入学式は学部への入学式ですが、本学では、大学院の入学式もそれぞれの学府で行われます。学術の高度化、知識社会の発展に伴って、大学院は年々充実し、本学でも、今年度は、修士課程と専門職大学院だけでも、約2,000人の学生が入学します。学部の入学者数が約2,700人ですから、他大学への進学や他大学からの進学もありますが、約74%の学生が大学院に進学することになります。また、さらに博士課程に進学する学生も年々多くなっています。こうした大学院への進学も十分に意識して、大学生活を設計しておく必要があります。
以上のようなことを念頭において、アクティブで有意義な大学生活を送るために2つのことをお勧めしたいと思います。
まず、学生の本分は勉学にあります。常にそのことを第一に考え、中心において行動してください。大学の授業は、高校や予備校での授業と大きく異なります。先生たちは、皆さんに大人として接します。限られた時間内に多くの内容を効率的に教授しようとします。したがって、予習と復習、特に復習は、次の授業を理解する上で欠かせません。
その日のことはその日のうちに、その週のことはその週のうちに、図書館で済ませましょう。日曜日の夕方から金曜日の夕方まではしっかり勉強して、週末には、それ以外のことを楽しむ。こういうことを習慣化し、オンとオフを明確に切り分け、メリハリの利いた学生生活をエンジョイしてほしいと思います。特に、図書館で参考書やインターネット等を使いながら勉強することをお勧めします。
次に、九大力の涵養に努め、それを発揮してほしいと思います。九大力とは、「九州大学の力」と「九つの大きな力」の両方を意味します。「九州大学の力」とは、九州大学の歴史や伝統、実績、実力のことです。九大の先人たちが築き、蓄積された「九大力」を発揮しながら、同時に、皆さんが重要な一ページ、一項目を書き込み、後輩たちに伝えてゆくという気概を持ってください。「九つの大きな力」とは、皆さんが、大きな節目や大きな課題に取り組む時に自分で定めるべきものです。「なぜ九つ」か、ということについては、ここでは、多くのことが三つの軸や塊でよく説明されているから、とだけ言っておきます。入学式に際して、私から皆さんに期待したい「九つの大きな力」とは、体力、気力、学力、分析力、統合力、創造力、交渉力、国際力、指導力の九つです。
まず、体力はすべての原点です。クラブ活動や週末などを使って十分に鍛えてください。高い志をもって、困難に立ち向かい、持続できる気力が重要です。学力は、学習や読書によって身に付くものです。学習には、知識の獲得と技能(スキル)の獲得があります。特に、技能の獲得には、反復と継続が欠かせません。確かな技能がなければ、深い理解も高度な展開もできません。物事の本質を分析して見極める力を身に付けましょう。そして、様々な知識や技術を明確な目的をもって形にするのが統合力です。多くの創造は分析と統合によって生まれます。交渉力とはコミュニケーション能力のことです。国際力は、グローバル化が社会や企業の様々な場面に浸透していますので、皆さんの世代では、最も重要な力です。国際的なコミュニケーションのツールとしての英語の能力を、知識獲得ではなく技能獲得として日々の大学生活の中に位置付けて確実なものにしてください。皆さんには、それぞれの分野で指導力が期待されています。
このような九大力の涵養を目指して、失敗を恐れず様々なことに果敢に取り組み、学生生活を真にエンジョイされることを期待して、入学に際しての告辞とします。
平成21年4月7日
九州大学総長
有 川 節 夫